電撃ドットコム > 電撃オンライン > 『エイジ オブ エンパイア III : ザ ウォーチーフ』

『WC』で追加されたネイティブ・アメリカン3部族。ヨーロッパ諸国に勝るとも劣らない力を持つとされる文明たちだが、その実力は果たしてどれほどのものなのだろうか? そんなわけでDOLスタッフが先住民族たちを直撃レポート。彼らの生活と戦いの実情に迫る! 題して……

『WC』体験レポート 「ネイティブ・ライフ」

新しきを認める強靭な文明に…
ライターは出会った。

ハイアワサ

“伝説の英雄”。ハイアワサは忍耐強く思慮深い人物で、攻撃に先立ち均整のとれた軍隊を組織する。
交易路と付近の先住民族の支配を重要視している。

ライターA

“洒落にならない進行”。ゲームライターには基本的に思慮が足りない。仕事に先立ち予定を立てない。
編集者や印刷所の人たちとの関係を軽視しているとしか思えない。

うー、酷い目に遭った。生皮はがれなくてよかったぜ……。って今度は五大湖まで来ちゃったか。サーモンでも食って帰るかなあ。

旅人よ、どこへ行く。

またなんか来た! えーと、サーモンハンティングして日本に帰るつもりです。

おお、日本はいいとこだな。ワビ。サビ。モエ。我らイロコイ族は外来のものでも積極的に取り入れる広い心を持っておる。そちに我らの部族の戦いを見学することを許可しよう

わーい、歓迎されてるよ! じゃあお邪魔しちゃおうっかなー。

発見、探索の時代

初期ユニットは町の人が5人と戦士長と……あとトラヴォイ?

トラヴォイはその時代に作成できる好きな建物になるのだ。最初は戦闘キャンプがいいかもしれんな。本来は木材250が必要であるし、遠隔攻撃は序盤において大きな防衛力だ。ちなみに、ほかの文明で家にあたるロングハウスは、木材125で14人をサポートと、若干オトクになっておる。

戦士長の「自然との友好」はイロコイも便利ッスね。

うむ。財宝の守り手であるアウトローたちは植民の時代の兵士以上の働きをする。その気になればすべての財宝を集めることも難しくはないだろう。

トラヴォイと戦士長のおかげで、序盤は有利そうッスね。

進化の際に選択する評議会メンバーのボーナスには必ずトラヴォイがあるしな。我らはいわば建物の建設と破壊に特化した文明なのだ。

ほええ。建物破壊ッスか。

まあ、それは先の時代の話だがな。さあ、食料が集まったら次の時代だ。



←トラヴォイで建てられる建物は数多い。木材を400消費する農場ですらいきなり建てられるのだ。

植民の時代

お、イロコイもコラール(騎兵訓練所)をこの時代から作成できるんだ。
作れるのは近接攻撃25のカンヤ騎兵ッスね。さすがにスー族の斧騎兵には敵わないかな。

あやつらは騎兵に特化した文明ゆえにな。だが、戦闘キャンプで作れるトマホーク(歩兵)とアエンナ(弓兵)は手軽かつ植民の時代においては強力なユニットだ。

トマホークは食料100、アエンナは食料75と木材25必要ッスね。作成するには食料が多めに必要だから、カード切って出す方が一般的かな。

我らの戦士長は周辺のユニットのHPを20%アップさせる効果があり、さらには範囲攻撃の「ワシの目」を有しておる。そしてファイアピットの「神秘の社会」を研究することで味方ユニットの回復すら可能となるのだ。戦士長に率いられた歩兵部隊は、この時代においてほかの文明を圧倒することだろう。

ほええ。カンヤ騎兵での奇襲もできるし、植民の時代でいろいろ作戦たてられそうッスね。

進化時に入手できるトラヴォイもおもしろい使い方があるやもしれんな。さあ、いよいよ要塞の時代に移ろう。



←先住民族の特権、ファイアピットも忘れてはならない。豊穣の踊りでのユニット作成速度アップは、いつの時代でも役に立つ効果だ。

要塞の時代

この時代はヨーロッパ文明は大砲が主力となってきますね。アステカはアローナイト、スー族は騎兵の遊撃でこれに対抗してましたが、さてイロコイ族は?

ヨーロッパ人どもの大砲なぞ恐れるに足りんわ。さあ、攻城訓練所で作成可能なマントレットの出番よ。

盾持った人たちが出てきたあああ! も、もしかしてこれで大砲受け止めちゃうの? めっちゃストレートな方法だなあ。

フフフ。マントレットはHP400で遠隔攻撃に耐性50%を持つ豪の者どもよ。遠隔攻撃力25もあり、まさに我らの部隊の盾となる存在だ。戦士長の周辺にいれば、さらにしぶとさを発揮しよう。

わ、ほんとに大砲の攻撃受けてもびくともしないや。マントレットが前衛になって、歩兵部隊で敵を撃破するのね。あれ……また何か攻城訓練所から出てきたよ。何、このどでかい棒を担いだ超男臭い連中は?

彼らは破城槌よ。イロコイの男たちが渾身の力を込めて建物を壊すのだ。

これまた原始的な兵器だなあ。あ、でも攻城攻撃力75で、攻撃速度も速いね。ワッショイワッショイ! って田舎のお祭りみたいだね。

どこぞの男●祭りと一緒にしてもらっては困るな。彼らが5体でもいれば、町の中心などあっという間に瓦礫の山よ。

それにしても原始的な兵器が多いなあ…。でっかい盾とかでっかい棒とか、まんまですね。

我らの伝統兵器も捨てたものではないわ。それに加え、我らはヨーロッパ人どもから銃火器を手に入れておる。それがこのフォレスト プロウラーとマスケット銃騎兵よ。

わ、本当に銃持ってる! 偉い偉い。

何か見下した言い方だな…。フォレスト プロウラーは遠隔攻撃力23と、スカーミッシャーにも勝る存在よ。忍び足も可能で、敵陣への奇襲もできる。

撃ってる撃ってる! キャッキャッ。

……日本にはハラキリなる文化があるらしいな。

あ、すません。調子乗り過ぎました。しかし、要塞の時代の戦力は、微妙かもしれませんのう。マントレットやフォレスト プロウラーでは敵文明を撃滅するには至らないような。

植民の時代で優位に立っていれば、数で押せるがな。しかし、我らの本領は次の時代にこそあるのよ。



←破城槌の破壊効率は臼砲に勝るとも劣らない。近接攻撃なので被害は避けられないが、数がそろえば町の中心や砦すらもあっという間に破壊できる。

工業の時代以降

アステカもスーも工業の時代以降は不利になっていったけど、なんでそんなに自身満々なん?

我らの最強兵器がついに現れるからよ。さあ、軽カノン砲の出番だ。

おわー。大砲まで持ち出しちゃったよ! どこから持ってきたん、これ?

ヨーロッパ人たちに譲り受けたのだ。我らは新たな兵器を使いこなすだけの柔軟性がある部族よ。軽カノン砲は歩兵、砲兵、建物に対する攻撃ボーナスがあり、ヨーロッパ文明の大砲以上の性能を持っておる。大量生産して、この時代で一気にケリをつけるのだ!

これまでの歩兵部隊+軽カノン砲かあ。あ、あれ、なんか人数多くないッスか? 200人超えてるような。

母なる大地の踊りよ。最大25人の人口上昇が可能で、その分だけ相手よりも軍事ユニットの数で有利にたてるわけだ。

なるほどう。序盤は歩兵部隊で相手を圧倒して、終盤は軽カノン砲でトドメ! ってわけッスね。やっぱり要塞のどうやって有利に切り抜けるかがポイントなのかなあ。それと、海戦はやっぱダメッスね。手漕ぎのカヌーで(以下略)。

確かに軍事ユニット同士のぶつかり合いだと、我らにはアステカの歩兵やスーの騎兵ほど特化した強さはない。しかし、建物への強さや序盤、終盤の強さなどを考えれば彼らに遅れをとることもない。

指導者にも柔軟な力量が求められるわけッスね。

うむ……。では、そなたにも我らに何か新たな文化を伝えてもらうか。

え? うーん、じゃあ色恋文明ってことでアレなんかどうかな(ヒソヒソ

ほう……。それはなかなかよいものだな。

――後日、イロコイ族の村々にはツンデレ喫茶が流行ったという。



←軽カノン砲こそがイロコイ文明の花形。攻撃ボーナスの豊富さや移動速度に優れ、終盤の戦場を席巻する。

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