プレイヤーは主人公の“アレック”となり、火星を支配する軍事組織・EDFに抵抗することになる。ゲームは、本特集で紹介している『セインツ・ロウ 2』と同じオープンワールドタイプのサードパーソンシューティング形式で進行。その中で、EDFに対するゲリラ作戦として破壊工作や暗殺などの過酷なミッションを請け負っていく。広大なマップを縦横無尽に動き回り、火星開放のために命がけの破壊活動をしよう。

 ミッションでは、時として建物ごと破壊して目的を遂行する場合も。「地形が変わるほどの激しい攻撃で、EDFを蹴散らせ!」

 火星のイメージらしく、赤茶けた大地に覆われた鉱山や採掘場がある「パーカー地区」や、テラフォーミングによって地球環境に近い状態に改造された街「オアシス地区」など、舞台となる火星は数種類の地区に分けられる。当然すべての地区が戦闘領域となるので、位置や特徴をしっかりと覚えることがカギとなる。

 本作の最大の特徴は、開発に4年をかけた独自エンジンで実現した「地表に設置されているオブジェクトの大多数が破壊可能」という点。しかも、これは単純に破壊行為を楽しむためだけではなく、戦略的にオブジェクトを破壊して、ミッションを成功させるための重要な要素となる。敵車両を爆破して移動手段を奪ってから逃げるなど、活用方法はプレイヤー次第だ。

 本作を制作した開発スタジオ・Volitionが誇る描画用エンジン。この最新版により、空気感まで伝わりそうなリアルな舞台描写を実現! 時間と共に自動生成される流動的な雲や空、そしてゲーム内距離でなんと11km先まで見渡せる地形視認性など、驚愕のグラフィックが極限の臨場感を演出する。

 美しく表現された火星だが、幻想的な風景の中で大規模な戦闘が発生。遠くの爆風が主人公に迫る!

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