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タイトル 天誅 参 レビュアー おぎのっち

忍たちの新たな戦いが始まる!!
大人気忍術活劇の最新作ついに見参!!(1,995文字)

●天に代わって悪を誅するだなんて……

 現実世界では「天に代わって成敗してくれる」なんて言う機会なんてありませんし、実際にやることもないよなぁ、なんて、「暴れん坊将軍」の最終回を観ながら思いました。終わっちゃいましたよ「暴れん坊」。悲しいなぁ。ま、とりあえず、今はシリーズが一番ノっていた(と個人的に思っている)「Ⅲ」の再放送をテレビ朝日でやっているので、それを観て気を紛らわせています。若いなぁ、サブちゃん。
 と、前フリ(?)が長くなりましたが『天誅 参』です。『参』といいつつ、もうシリーズ通算で5作目なんですね。早いものです。で、シリーズについてやや乱暴に説明させていただくと、主人公の忍である力丸と彩女が、郷田領内をおびやかす様々な敵と戦っていく、という忍者ACT。今作は新たな主人公である藤岡鉄舟が登場するほか、システム的にも様々な面でパワーアップし、これまで以上に緊張感と爽快感のある「忍」のアクションを堪能できます。ここからは、そんな『天誅 参』の魅力をお伝えできればと思いますので、よろしければご一読ください。


●時は戦国……にしちゃあ変ですが
  まずは物語と時代背景の説明などを……と思ったのですが、ひと言お断りを。時代劇というのは当然その時代に即した設定でなければならないのであり、それはさまざまな小物、言葉遣いも及びます。時代劇を観るときは、あらゆる設定、小道具に目を光らせましょう。そしてツッコむ。そう、時代劇はツッコミを入れてこそ、入れられてこそナンボです。先に挙げた「暴れん坊将軍」だって、史実では吉宗が死んだあとに編纂された書物が堂々と劇中に出てきたことがありました。ほかの時代劇だってそんなのはザラです。しかし、それを糾弾してはいけません。あくまでツッコミを入れるだけ。それが、時代劇の正しい見方だと思っております。
 で、『天誅 参』です。ゲームを始めると、主人公を選択後、物語の背景が語られるのですが……。力丸編では早くもツッコミどころがやってきます。悪代官やら悪徳商人がはびこっている戦国時代って、どういうこと? なんて、時代劇が大好きな自分としては、この最初のあらすじを見ただけで本作の虜になってしまいました。


●注目の「忍殺」その演出は必見です
 任務を達成するためには、先にも言ったように敵の目を避け、かつ、戦わずに進んでいくことが重要です。見つかったら多数を相手にした戦いとなり、とても不利ですから。ではどうやって敵を倒すのかといえば、敵に悟られぬよう背後から近づき、一撃でバッサリと仕留める「忍殺」がいいわけです。この「忍殺」、決めたタイミングや体勢などにより非常に豊富な演出が用意されています。そのため、何度見ても飽きません。しかも、同じステージで「忍殺」を何度も決めて「九字の印」をそろえると、新しい奥義を会得できるので、どんどん決めていきましょう。なおこの「九字の印」、普通は1回の「忍殺」で1文字分がたまるのですが、「忍殺」の決め方によっては0.5文字分だけだったり、逆に1.5文字分もたまったりと非常に奥が深い。至高の「忍殺」を求め、ついついやり込んでしまいます。奥義も試したいですしね。
 そのほかのアクションもよくまとまってはいますが、1つだけ気になった点が。もう少しスピード感がほしかったです。


●プレイする価値は多いにアリです
 最後に少しだけ……というか、忘れていました。新キャラの藤岡鉄舟。彼についても少し。鉄舟は始末屋で、力丸たち忍の者とは違います。ですので、アクションもかなり独特。まあ「必殺」シリーズをイメージすればいいかと思いますが、自分の場合、あのシリーズはあまり好きではなかったので、勝手に「大江戸捜査網」シリーズをイメージしていました。真っ昼間から隠密同心が町中を駆け回って(隠密になってない)、隠密同心心得の状とかいって「死して屍拾う者なし」とまとめるアレです。奈落に落ちたときは思わず「死して……」とつぶやいたりなんかして。……すいません。ちなみに、この鉄舟は最初から使えるわけではありませんが、いち早く彼の姿を見たいのなら彩女編を進めてみましょう。敵として戦えます。どういうこと? と思う方もいるかと思いますが、そこら辺もまた物語の妙ということで、気になったらぜひプレイを。
 アクションとしてはもちろんですが、物語、世界観、キャラクター、その何かしらが気になったら本作は買いです。アクションが苦手な人にはやや歯ごたえがあるかと思いますが、序盤ステージを繰り返しプレイして回復アイテムを集める、ということもできますし、クリアできないことはないかと思います。ぜひ、「忍殺」の爽快感を味わいつつ、忍の世界の奥深さをご堪能ください。
 そうそう、2人同時で協力or対戦プレイが可能なのも『天誅 参』のウリの1つなのです。友だちとワイワイ楽しんじゃいましょう!
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レビュアー紹介
おぎのっち
 史上初にして唯一の湘南ボーイライターとはオレのことだ。そう自負する彼は、今回のレビューで「時代劇好き」であることを露呈した。おっさん臭い、なんて言わないで欲しい。本文でも述べているが、とにかく時代劇は「ツッコミ入れてナンボ」だそうだ。ツッコミを入れれば入れるほど、その時代劇にハマっている証拠なのだそうだ。それが通なのだそうだ。最近の時代劇について、「殺陣の下手さ加減や言葉遣いのひどさが、目に、耳に余ります」と苦言を呈す彼に励ましのメールを!

●好きなゲーム
『シスター・プリンセス』
『剣豪』

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