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■ レビュー ■
電撃オンライン編集部がオススメするソフトを個性的なレビュアーがアツく語ります!
タイトル
ガンダムバトルロワイヤル
レビュアー
Z佐藤


1人で白熱、4人で爆熱! MSバトルが
イイ感じに満喫できちゃう珠玉のタイトル

 やはり今年の12月と来年の1月に発売されるDVDに向けての布石なのか……。PSPでは『クイズ機動戦士ガンダム 問戦士DX』や『SDガンダム Gジェネレーション・ポータブル』が登場。さらに年末にかけてはPS3で『機動戦士ガンダム Target in Sight』、Wiiで『SDガンダム スカッドハンマーズ』、Xbox 360で『ガンダム オペレーショントロイ』、PS2で『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』が発売予定だったり。とにかく今年は「機動戦士ガンダム」をモチーフにした作品がドッサリで、「ガンダム」担当のライターとしては日夜大忙しです。ファンのみなさんも、購入する作品に悩まれていることでしょう。そんなみなさんにはちょっと酷な話ですが、この『ガンダム バトルロワイヤル』も見逃せない作品なんですよ、マジで! それじゃ、さっそく各部をチェックしていきましょう。このゲームは昨年9月にPSP版として発売された『ガンダム バトル タクティクス』をベースに大幅な改良を加えたアクションゲームです。その最大の特徴は、なんといっても登場する機体の充実ぶり! 「1stガンダム」から「Zガンダム」の中盤までに活躍したMS(モビルスーツ)に加え、ビグ・ザム、アプサラス、サイコガンダムといった巨大MA(モビルアーマー)も操作可能。総勢70機以上の機体でバトルが楽しめるようになっています。ガンダム対Zガンダム、シャア専用ザクII対百式といった世代を超えたドリームマッチはもちろん、ビグ・ザム対サイコガンダムなど、世界を揺るがす2大怪獣(?)による大決戦も思いのままです。さらに各機の攻撃アクションも魅力たっぷり! 原作を忠実に再現しつつも、サイコガンダムがドロップキック、パーフェクト・ジオングが横蹴り、ゾゴックがボディプレスで攻撃するなど、ゲームとしての味付けというか、アレンジも随所に盛り込まれ、開発スタッフ陣の”愛”が感じられる仕上がりとなってます。どの機体を選んでプレイしても白熱のバトルが満喫できるでしょう。そのほか、ブーストゲージによって多彩なアクションが可能な戦闘システム、「一年戦争」から「グリプス戦役(中盤)」までの戦いが楽しめる1人プレイ用のキャンペーンモード、PSPのアドホックモードを利用して最大4人まで通信対戦・協力プレイが行えるVSモード、MS&パイロットが育成可能など、システムやプレイモードに関しても非常に充実した作りになっているので、それらに関しての手応えも順に紹介していきましょう。

●予測射撃&ブーストゲージのシステムにより、
  絶妙とも言えるゲームバランスを実現!

 戦闘では十字キーで移動、○ボタンで射撃、△ボタンで格闘、□ボタンで副兵装、×ボタンでジャンプ、Lボタンでガード、Rボタンでロックオンという操作で自機を動かしながら戦いを繰り広げていきます(キー設定は変更可能)。本作の戦闘システムで個人的に感心したのが「予測射撃」のシステム。これは横方向に移動する敵に対し、現在いる場所よりも少し先を自動的に狙ってくれるという射撃システム。敵の移動速度と着弾までの時間を予測し、照準を微妙に補正してくれるのです! 同じようなタイプのACTで横移動する敵に攻撃を当てるには、主に敵に接近するという方法で対処することになりましたが、本作では遠距離を横移動する敵にも攻撃を当てることが可能なのです。しかもこのシステムによって「アムロの先読みニュータイプ射撃!」をやっているかのような感覚も満喫できて、とても気に入りました。ただ、これだけでバトルに勝てると思ったら大間違いです。ゲームを進めると敵は横移動の途中で方向転換をして回避するようになり、さらに敵も予測射撃を使ってくるようになるのです。とくにシャア、それにシャア、やっぱりシャア! この人は当然のごとく予測射撃を使ってくるので、ザクIIといえども対決するときは要注意です。そしてもう1つ戦闘システムのポイントとなっているのが「スペシャルゲージ」です。これは敵を撃破したり、時間の経過していくことによって貯まっていくゲージを消費することで、ハイパーモード、スペシャルアタック、チャージ射撃、チャージ格闘、チャージブーストが行えるというもの。貯まったゲージをどのアクションに使うかはそれぞれの判断にゆだねられるため、ここに戦術的な駆け引きが発生! うまく利用すれば戦いを有利に進められるようになっています。この2つのシステムの完成度はどちらも非常に高く、MSごとにさまざまな戦術も楽しめて好感触です。

●キャンペーンモードではMSのチューンと
  乗り換えタイミングが大きなポイント!

 1人プレイ用のキャンペーンモードは「機動戦士ガンダム」の一年戦争、そして「機動戦士Zガンダム」のグリプス戦役を背景に、連邦軍、ジオン軍、エゥーゴ、ティターンズの4つの勢力の戦いを体感していく作りになっています。このモードでは選んだ勢力によって使用できる機体が異なる、作戦ルートが途中で分岐する、クリアしたミッションによって獲得できるMSやパイロットが異なるといった要素が盛り込まれていて、1回のプレイでは遊びつくせない充実した内容になっています。さらに好成績でクリアすると「第08MS小隊」、「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のドラマを再現したミッションもプレイできるようになり、さまざまな「ガンダム」ワールドが満喫できるようになっています。ミッション内容も攻撃系(敵を全滅させる)、防御系(味方を護衛する)、運搬系(散乱しているコンテナを回収する)、脱出系(任務終了後、そのエリアから脱出する)とバリエーションも豊富。それぞれマップや出現する敵などが異なり、使用する機体によって戦い方も大きく変わってくるので、じっくりと楽しめます。そしてこのモードの特徴が、戦闘をクリアすると入手できるチューンポイントを使い、機体をチューン(改造)するところ。チューンできる項目は、機体のHP、装甲、機動性、スラスター出力、スラスター速度、レーダー性能、バランサー、旋回速度、射撃攻撃、射撃精度、格闘攻撃、格闘精度の12項目。機体をチューンすることで性能の悪い機体を扱いやすくしたり、高性能の機体をさらに強くすることが可能。しかも、チューンした機体がVSモードで使用できる点もウレシイ。もちろん同じミッションを何度もプレイしてポイントを稼ぐこともできるので、思いのままに好みの機体がチューンできます。射撃重視、格闘重視、移動重視など、どの性能を伸ばすかはプレイヤーごとにまったく異なり、このあたりに個性が出たりするので、ほかのプレイヤーとチューン内容を比較してみるのも楽しいです。MSチューンのキモは、それぞれの性能の最大値、そして割り振れるポイントの最大値に上限があるところ。性能の悪い機体はそれぞれの上限が低く、やはりそれなりにしかチューンできません(ある方法によってリミッターが解除されますが詳細は秘密)。そこで新たに獲得した機体に乗り換えていくことになるのですが、次に使用する機体の選択を誤ると少々苦労することに! 性能の最大値、ポイントの最大値を確認し、伸びのよいMSを選ぶのが戦いを効率よく進めるためのコツとなっています。ちなみに連邦軍の場合、ジム・スナイパーII→ガンダム→FAガンダム。ジオン軍の場合、シャア専用ザクII→ゲルググS型→ケンプファーと乗り換えていくのがオススメです。ぜひとも参考にしてみてください。

●やっぱ多人数による対戦プレイは楽しい!
  自分たちでルールを設定して、いざ勝負!!

 VSモードではPSPの通信機能(アドホックモード)を利用し、2人から4人で対戦・共闘プレイができます。プレイモードはMS対戦と協力ミッションの2種類があり、MS対戦の場合はバトルロワイヤル(全員が敵)、1PVS2P(2人対戦)、チームバトル(1人~4人でチーム戦)、フリーバトル(1対3で対決)、ハンティング(戦場外に逃げる敵の撃破数を競う)、コンテナ運び(コンテナの回収数を競う)。協力ミッションなら、ビッグターゲット(大型の敵を相手に最大4対1で戦う)などミッションが選択可能。しかもVSモードではキャンペーンモードでチューンしたMSも選択でき、まさに自分の愛機でさまざまなミッションに挑戦できるのです。ビッグターゲットにはサイコガンダムやビグ・ザムが登場し、それらを4人で協力して倒すことになるので、もう盛り上がりまくり! コンテナ運びでは“漁夫の利”を狙うヤツがいたりして、それぞれのプレイヤーの性格も見え隠れ。こちらもオススメのミッションです。また、バトルロワイヤルでは「ザクIサバイバル」、「水陸両用機の攻防」、「一年戦争の機体限定」といったルールを設定し、使用機体を制限して戦うのがオススメ! いろいろなルールを順にプレイしていけば、時間が過ぎるのを忘れるほどに楽しめるはずです!

●これを言い出すとキリがないんだけど、
  やっぱりアイツらが恋しい……

 「ガンダム」関連のゲーム、とくにACTだとやっぱり話題になってしまうのが登場MS。本作の場合も「一年戦争」から「グリプス戦役(中盤)」までに登場したMSはほとんど網羅されているのですが、なぜか抜けてしまったゴッグとゾック。個人的にゾックはいいとして、ハイゴッグが登場するのにゴッグがいないのは少しさびしく感じました。あと欲を言えば、アムロのディジェ、シロッコのジ・O、それにハマーンのキュベレイ。それとガブスレイとパラスアテネとボリノークサマーンと……。わ~~、やっぱりキリがないので、そのへんは次回の作品(?)で再現してもらうということで。システム部分で気になったところは、空中や地上の敵をロックオンする場合、アナログパッドの上下で切り替えるところ。敵が複数存在するときに慌てて操作すると瞬時に狙いたい敵に合わせられないことがあり、少し手間取る場面も。ただ、そうした部分を差し引いたとしても、PSPでよくぞここまでやってくれました! と言える完成度になっているのは確かです。のっしのっしと迫ってくるサイコガンダムの姿に、震え上がってみてください。

 


画面写真

レビュアー紹介

Z佐藤
  やっぱり気になるPS3と『機動戦士ガンダム Target in Sight』。でも、ハイビジョンTVとゲーム機本体とソフトを1度に買いそろえるとなると、やっぱりお小遣いが……と悩みまくっている電撃PSのライター。得意なゲームはACTだが、好きな作品ならジャンルを問わずに手を出す。でもRCGだけは苦手(自動車の免許は持ってるんだけどねぇ~)。

●好きなゲーム
『MGS』シリーズ
『ロックマン』シリーズ
『トロンにコブン』
『キングダムハーツ』シリーズ
など


ガンダム
バトルロワイヤル
パッケージ写真

●機種:PSP
●メーカー:バンダイナムコゲームス
●ジャンル:ACT
●価格:5,040円(税込)
●発売日:2006年10月5日
●関連サイト: 公式サイト

(C)創通エージェンシー・サンライズ

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