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タイトル
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逆転裁判 蘇る逆転 |
レビュアー
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かわち山田 |
本格推理ならが変な世界観で人気の法廷AVG
DS版は大ボリュームの新シナリオなど、追加要素満載!(3,603文字)
何を隠そう、私はAVG好きなのです。『ファミコン探偵倶楽部』(任天堂)にはじまり、『新鬼ヶ島』(任天堂)や『さんまの名探偵』(ナムコ)、『東方見文録(ナツメ)』などなど、さまざな名作(迷作)AVGをプレイしてきました。って、どれもファミコンというのが歳を感じさせますが。ところが、最近のゲーム業界はなんだ! オーソドックスなAVGがめっきり減ってしまっているではないか。ここ数年でプレイしたAVGなんて、『3年B組金八先生』(チュンソフト)くらいだよ。なんで、ゲームで金八先生なんだよ! いや、凄くオモシロイんだけどさ。オススメだし。委員長かわいいし。……話がそれてしまいましたが、要はオーソドックスなAVGが少なく、私は寂しいわけですよ。そこで、AVG業界の希望の星ともいえる『逆転裁判』シリーズです。いや、そんな業界があるかは知らないんだけどさ。
●『逆転裁判』とは?
今回レビューするDS版の『逆転裁判』は、GBA版からの追加シナリオの部分以外はほぼ同じです。というわけで、まずは『逆転裁判』の解説から。
『逆転裁判』をひと言で表すと「法廷バトル」。その名称のとおり、本作でプレイヤーは、弁護士となって、法廷で依頼人の無実を証明するのが目的となります。ゲームのスタイルとしては、特定の場所に行って調べ、人の話を聞いて事件を解決していく推理AVGと言っていいでしょう。それなのに、固定ファンが付くほど人気のタイトルだったりする。それは、他の推理AVGにはない要素がてんこ盛りだからです。では、どこが違うのか?
■【裁判は3日間しかない】
ゲーム中ではあまり語られてないですが(証拠品や人物ファイルなどでわかる)、本作の舞台は未来の世界(『逆転裁判』→2016年、『逆転裁判2』→2017年、『逆転裁判3』→2012~2019年)。そのため、裁判形式が違います。裁判はたった3日間(最短だと1日)。その短期間で真実を突きとめないと、依頼人は有罪になりゲームオーバー。緊張感が違います。また、シナリオがほどよい長さのため、テンポよくプレイできるのも利点でしょう。
■【最初に犯人や犯行方法を提示】
よくある推理AVGでは、犯人を見つけ出すのがメインとなります。しかし、本作ではシナリオ開始時に、犯人と犯行現場が描かれることが多い。そして犯人は、誰かに罪をかぶせ、のほほんと生活しているわけです。で、罪を被せられた人が依頼人なワケ。そんでもって、プレイヤーは疑われた人(依頼人)を助けるために、犯行現場に行ったり、目撃者なんかに話しを聞いたりして、真実に近づいていくわけです。そして、法廷などで検事と対峙し、証拠品などを提示して、検事を追い詰めて無実を証明していく。この追い詰めていくという感覚が気持ちよいのですよ。正義の味方っぽくて快感なのです。また、裁判や事件の展開が二転三転していくシナリオもあり、短いといってもドラマチックなのですよ。ちなみに、ドラマで言うと「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」的なスタイルでしょうか。
■【法廷でのバトル】
過去にも法廷を舞台にした推理AVGはありました。PCエンジンの『シャーロックホームズの探偵講座』とか。うろ覚えですが。でも、検事側にライバルキャラを立て、対決形式を明確にしているのが、この『逆転裁判』のユニークなところ。検事は嫌がらせをしてきたり、自分たちに有利な証人しか出してこない。敵は犯人ではなく検事であり、正直、真犯人のことが頭から離れてしまう。無実を勝ち取るゲームだから、いいのかもしれないけど……。
■【つっこみ&ゆさぶり】
法廷ですから、証人の証言があるわけです。検事側が出してくる証人は、依頼人の不利なことばかり言いやがります。この野郎! しかし、依頼人は無実です。たぶん。となると、証言にはウソやムジュンがある。そこを証拠品を使い、ゆさぶっていく。ムジュンを突かれると証人は、さらにウソで証言を変えてくる。そこを有名なセリフ「異議あり!」で突っ込むワケ。これが気持ちいい。正義の味方っぽくて快感なのです。って、さっきも言ったか。これまでのAVGでも、登場人物がムジュンしたことを言っているという場面がよくあった。しかし、それに対してモニターの前で、「それウソだろ!」と突っ込むだけで、ヤキモキしたものです。我々は無力だったのです。でも、本作では、ちゃんとゲーム内で突っ込める。凄く画期的だし、ムジュンを突くと勝った感じで、気分そう快。
■【独特な世界観と個性的かつ魅力的なキャラたち】
上でいろいろ書いてますが、『逆転裁判』の人気を支えているのは、この要素がイチバ
ンのポイントでしょう。推理要素の根幹は、基本的にシリアスな内容。でも、出てくるキ
ャラクターたちが、いちいち濃い。もうメチャクチャ濃い。さらにマジメなことやってい
るのに、お笑い要素も満載だし、千尋さんは胸でかいし、かなり楽しい。真実を追究する
という緊張感と、笑える部分のメリハリが聞いてて飽きない。この独特で不思議な世界観
は、説明できないのでプレイしてください。レビューの意味がなくなるけどね。
●本題:DS版の追加要素について
ここからが今回の本題です。GBA版のリメイクと言っても、まったく同じなわけありません。既存のシナリオ部分に関しては、探偵パートでタッチペンを使って調べられたり、マイクに「待った」や「異議あり」と叫ぶと、実際に突っ込むことが可能だったりします。でも、正直恥ずかしいので、使わないけどね。その姿を誰かに見られたら困るし。もちろん、叫ばなくても普通にボタンで突っ込むことも可能です。ほかにも、海外版の『逆転裁判』もプレイできます。もちろん全部英語です。なので、英語できないと意味わかりません。できれば、違うオマケをという気持ちも沸いてきます。でも、海外版を製作する過程において、日本向けのDS版が発売されたので、文句を言ってはいけません。むしろ感謝すべきでしょう。そして、最大の追加要素が新シナリオです。ボリューム的には、GBA版からのリメイク部分の全シナリオ分の長さといっていいほどの内容。GBA版をクリアしている人も、このシナリオを楽しむために、DS版を買っても損なし。しかも、GBA版『逆転裁判』を差した状態で、DS版を立ち上げると、どのシナリオでも自由にプレイできる。そう、5章からプレイできるのです。気が利いてるじゃん。つー、感じ。
●GBA版をクリアした人もやる価値ありの、新シナリオ「蘇る逆転」
ぶっちゃけ、大人の事情によりあまり内容には触れられません。ネタバレになるしね。新エピソードは、シナリオの都合上、新キャラ満載です。宝月茜&巴にはじまり、罪門恭介と……と、相変わらず変なキャラばかり。個人的に笑ったのが、新キャラが集まってあることをしているシーン。かなりアホっぽい。私なら、そんな風景を見たら、全員クビだね。ポンチョ着ている刑事とか……。説得力0です。また、DS用のエピソードということで、DSの性能をいかし、証拠品が3Dになっていろんな方向から調べられたり、ムービーっぽいシーンもあり。また、新キャラの相棒の影響により、指紋の照合や血液反応を調べるなど、科学捜査も可能。個人的には、この科学捜査は楽しかった。タッチパネルに触れて調べるという、シンプルなシステムだけど、なんか楽しい。タッチパネルっていいよね、て感じる今日この頃。ちなみに、プレイ時間は、自分の場合10~11時間程度。3~4日かけて解いたので、最初の方とか忘れて困った場面もあって、ムダな行動を取ったこともあり、余計に時間がかかってるかもしれませんが。あと、個人的には難易度は高いと思ってます。が、他の人から、そんなに高くないというツッコミもあり、まあ、前の全4話よりも難しいかな、という感じでしょうか。そんなわけで、ボリュームもあるし、いろいろ楽しいし、新キャラも満載なので、ファンなら買って損なし。いや、絶対プレイすべきでしょう。また、『逆転裁判』をプレイしたことのない人は、DS版から始めるのがナイスタイミング。正直、このゲームをプレイしていないのは、もったいないですよ。やるべき。ただ、DSで『2』と『3』がリメイクされるかは知らないけど。
最後に、上でも書いてますが、日本のDS版は海外版の制作過程で発売が決まったワケです。だから、1作目のリメイクなのは仕方ない。でも、ファンからすると、新作を出して欲しいという気持ちも……。『逆転裁判』は『3』で一応、完結している(綾里家編的な感じなのかな?)。でも、3作でシリーズを終わらせるのはもったいない。真宵たちがメインの『4』は無理なら、今作の新キャラ、茜たちを絡ませた新作をぜひにと、お願いしたい。DS版をプレイして、そんなことを感じた秋の夜なのです。
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レビュアー紹介
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かわち山田
『FMO』や『DCFFVII』など、なぜか最近、オンラインゲームに関わることが多いです。今まで避けていたのに……。プレイ(レベル上げ)するのがタイヘンで、少し疲れ気味。でも、『SOCOM』だけは別腹です。『3』の日本版発売を首を長くして待っております。SCE様。
●好きなゲーム
『ICO』
『FM』シリーズ
『SOCOM』シリーズ
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逆転裁判
蘇る逆転
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●機種:DS
●メーカー:カプコン
●ジャンル:AVG
●価格:5,040円(税込)/限定版 7,140円(税込)
●発売日:2005年9月15日
(C)CAPCOM CO.,LTD.2001,2005
ALL RIGHTS RESERVED.
■ソフト紹介ページ
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