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実りの秋、ゲームの秋! 
プレイ人口が急増しているオンラインゲームの現在、そして未来を
徹底分析!

担当:電撃オンライン YK3

 オンライン媒体を運営している関係上なのか、私自身が『FFXI』にハマっているからなのか、ここのところオンラインゲームの話題が非常に多く耳に入ってくる。今年の初夏にはコンシューマ機初のMMORPG『ファイナルファンタジーXI』がPS2で稼動を開始したり、秋にはGCの『ファンタシースターオンラインが発売されるなど、PCを持っていなくてもオンラインゲームを楽しめる機会が大幅に増えてきている。そこで今回のリンクチェックでは、日々盛り上がりを見せるオンラインゲームの現在、そして未来を分析してみたいと思う。

●着々と充実していく、オンラインゲーム環境

 まずオンラインゲームは、当たり前と言えば当たり前だがプレイできる環境がそろっていないと遊ぶことができない。数年前まではほぼPCのみでしか遊べなかったが、最近、特にモデムが初期実装されていたドリームキャスト発売後から、コンシューマ機においてもオンラインゲームが徐々に楽しめるようになってきた。
 主な現行機種では、どのマシンもブロードバンドに対応できるようになりつつあり、大きなファイルを高速に読み書きするために、HDDが搭載されるケースも出てきている。これらの状況をみると、オンラインゲームを遊ぶための環境が、どの機種においてもそろってきていると言えるだろう。以下にそれぞれどのような形でブロードバンドに接続するのかをまとめてみた。

●プレイステーション2
 PS2は、写真の「PlayStation BB Unit」を使ってブロードバンド接続する。このユニットの中にはイーサポートやハードディスクが内蔵されており、ゲームだけでなく映像コンテンツといったさまざまなデータを収納することができる。価格は販売事業者によって変化するが、約18,000円。詳しくはこちらを参照。

●ゲームキューブ
 本体下部にはめ込む形態をとるGC用「ブロードバンドアダプタ」。対応第1弾タイトルとして、セガの『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』が発売される。任天堂前社長の山内氏がオンラインゲームにやや消極的だったためか、唯一ハードディスクが搭載されていない。価格は3,800(税別)10月3日に発売される。

●Xbox
 購入時からイーサポートとハードディスクが内蔵されている、コンシューマ機唯一のマシンXbox。この装備を利用した、ブロードバンドオンラインゲーミングサービス「Xbox Live」が近い将来開始される。9月9日にはベータプログラムの募集も開始される。料金やサービス開始時期は未定だが、写真のコミュニケータを使用し、音声によるチャットが可能となる予定だ。

●PC
 優秀なオンラインゲームが数多く存在する先駆者PC。ブロードバンド接続にはモデムなどが必要となる。特にインフラの整備されている北米や韓国などで、オンラインゲームが非常な盛り上がりを見せているが、日本ではまだまだ成長過程といった雰囲気だ。写真はブロードバンドを象徴するソフト、WinXPの「Windows Media Player」。

 これらを見ると、コンシューマ機種においてもオンラインゲームの可能性および必要性を感じて、ネットワーク機能を盛り込んだハード設計となっている。つまり、その気になればどの機種でもオンラインゲームを楽しむ(まだサービスが始まっていない機種もあるので、将来的に)ことが可能ということで、魅力的なタイトルが多く稼動を始めれば、一気に普及する可能性がある。

●なんと540万人突破! ……っていったい何の数字?

 今月2日に総務省より発表された「インターネット接続サービスの利用者数等の推移」によると、7月末におけるブロードバンド回線加入者数は540万人で、内訳はADSLを中心としたDSLが361万人、光ファイバーが8万人、ケーブルTVが171万人となっている。推移を見てみると、特にADSLの加入者が前年の同じ時期に比べ9倍、現在も毎月約30万人ずつ増えているという伸び率に驚かされるが、これはより速い回線を希望する人が増加したことと、利用料が事業者間の価格競争により短期間で大幅に低くなったためと思われる。
 これに加えて、ブロードバンド回線は基本的に月額固定料金なので、従来のアナログ回線のように利用時間を気にする必要がないことなども利用者が増えている理由のひとつと言えるだろう。これはオンラインゲームプレイヤーにとって非常にうれしい要素で、現在も多くのゲーマーがADSLなどの利用を新たに開始している。
 このようにブロードバンドが普及するということは、ネットワークのインフラもより整備されるということになり、オンラインゲームを手軽に遊ぶ環境ができ上がりつつある状態だと言えるだろう。

●やらずに死ねるか! ハマれるオンラインゲームタイトルもズラリ!

 さて、どんなに環境がそろっていても、楽しめるコンテンツがなければ意味がない。これは新しいハードが発売されるたびに言われていることだが、それはオンラインゲームでも同じこと。そこで現在プレイできる、または今後稼動予定の代表的なオンラインゲームをいくつか紹介していこう。もちろんこれ以外にも人気タイトルはたくさんあるし、今後も話題作が続々と稼動を始める予定となっている。現在βテストが行われている注目タイトルは前回のリンクチェックでもとりあげているので、そちらを参照してみてほしい。

●ファイナルファンタジーXI
 5月に発売された、コンシューマ機初にして究極の呼び声の高いMMORPG。毎回『FF』シリーズでミリオンヒット作品をリリースしつづけてきたスクウェアが総力を結集すると、ここまでやってくれるというのを見せつけた作品だ。今後どのような方向に向かうのか、期待される。
関連サイト:スクウェア

●ファンタシースターオンライン
 DCやPCで発売され、GC、Xboxでも発売が予定されているMORPG。わかりやすいシステムや世界観でありながら、クエストやアイテム探索など、奥の深い攻略要素がつまっている。Xboxではボイスチャットに対応する予定で、新しいオンラインゲームのありかたを示す可能性も。
関連サイト:セガ

●ウォークラフトIII
 北米では予約だけで100万本を超えるというほどの人気作品。RTSをベースに、成長やクエストなどのRPG要素が盛り込まれ、非常に遊びごたえのあるゲームとなっている。日本ではカプコンから発売されているが、ブームはこれからといったところか。
関連サイト:カプコン

●ディアブロII
 もはやMORPGの代名詞とも言える『ディアブロ』シリーズ。昨年は拡張キット『Lord of Destruction』もリリースされ、好評を博した。日本でもドハマリプレイヤーを数多く生み出したシリーズだけに、『III』の登場を待ち望んでいる人は多いはずだ。
関連サイト:カプコン

●ぐるぐる温泉シリーズ
 こちらはテーブルゲームの決定版とも言うべき『ぐるぐる温泉』シリーズ。DCからのスタートだったが、PC版、PS2版の発売も予定され、ますますプレイヤーが増えそうだ。遊べるゲームは麻雀を中心に、ポーカーや大富豪、UNOなど(シリーズによって変わる)盛りだくさんな内容だ。
関連サイト:セガ

●オンラインゲームがなぜおもしろいのかを軽く分析

 これまで「オンラインゲーム」と何度も繰り返してきたわけだが、なぜここまでオンラインゲームは注目され始めているのだろうか? それは、このジャンルがこれまでのスタンドアロンゲーム(ネットにつながずに遊ぶタイプのゲーム)と違い、まったく新しい感覚を体験できるタイプのゲームだからと言える。

 コンピュータのみを相手にしたゲームは、どうしても固定的に近い攻略パターンが存在し、そのパターンを攻略していくという感じは否めず、ゲームクリエイターたちは、その感覚をいかにして消すかという部分に腐心してきた。
 ひとつの答えとしてレースゲームや格闘ゲームなどで、複数の人数が同時に遊べるゲームが開発された。これは、相手が人間ということで特定のパターンが存在せず、何をしてくるかわからないという楽しさがある反面、ハードのあるところにプレイヤ―が集まらないとゲームができないという部分に欠点(当時はそれが当たり前だと思っていたが)があった。
 この欠点を補う形で登場したのが、ネット回線でプレイヤー同士をつなぐオンラインゲーム。これにより「離れたところにいる知らないプレイヤー」と楽しむことが可能となり、興奮度はより高まる結果となった。

 オンラインゲームが登場して大きく変わったのは「コミュニケーション」という部分。この部分はオンラインゲームの究極の形と言われるMMORPGの登場で一気に開花することになる。基本的に離れた場所にいる人間同士なので、コミュニケーションは文字を使った、いわゆる「チャット」が用いられるが、プレイヤー同士が協力して何かをなしとげていくというMMORPGには、必要不可欠な要素。そして、このコミュニケーション部分が、本来バーチャルな世界であるゲームの中に一種のリアル感を生み出し、不思議な――やみつきになる感覚をかもし出していると言えるだろう。もちろん、その舞台となる世界観やシステムがしっかりと作られていることが必須なことは言うまでもない。

●何はともあれ、遊んでみよう!

 以上、オンラインゲームを取り巻く現状とおもしろさの分析を、ごく軽く行ってきたがいかがだっただろうか。これだけ急速に遊べる環境が整いつつあり、タイトルも揃いつつある状態を考えると、今後ますますオンラインゲーム人口は増えていき、さらなるヒット作品も生まれるに違いない。そしてゲームファンは、これらオンラインゲームを体験してみない手はないということも、あわせて言っておきたいところだ。
 もちろん、何でもかんでもオンラインにすればいいというわけではなく、従来のスタンドアロンゲームも、楽しめるタイトルはたくさんあるし、今後もまだまだゲームソフトの中心となっていくだろう。加えてオンラインゲームには、セキュリティやチート、価格などにおいて、まだ多くの課題が残されており、これらをどのように解決していくかが、さらなる発展のカギとなっていくと思う。
 いずれにしても、どのコンシューマ機でも当たり前にオンラインゲームが楽しめる日が、もうすぐそこに迫っているということをお伝えしたところで、今回のLinkCheckはおひらきにしたい。

●あとがき

 今回、このような話題をまじめに扱ってみて思ったのは、本気で書こうと思ったら何冊も本ができてしまうくらいオンラインゲームは奥の深いもの、ということ。とてもこのコーナーごときですべてを語れるようなジャンルではないと痛感した。いずれ、各パートごとにさらに深い調査、分析を加えて、オンラインゲームの全容に迫っていければと考えている。
 加えてもうひとつ感じたのは、ちょっと学術書のような雰囲気にしようとやや固い文章を使ってみたが、ふだんふざけた文章しか書いていないため、かえって自分の首をしめる結果となってしまった。反省。

/cm おちゃらけ(←『FFXI』風に会話モードを変更)

 じゃ、今度はせっかくオンラインゲームの話題なんだから、ゲーム中の会話っぽく進めてみるかね。「よろろ〜w」とか「おつ〜(^^;」とかさ。「YK3うざっ!」とか言われるにちがいないか。やめとこ。それじゃまたねっ!


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このコーナーは電撃オンラインのスタッフが、毎日の更新の際に感じたことや体験したことをつれづれなるままに書いていく、編集後記とコラムを融合させたコーナーです。
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