2014年1月31日(金)
当たれば威力はデカいものの、なかなか一撃が決まらない自走砲。足は遅いは、照準が合うのは遅いは、装填速度も遅いと、いろんなものが遅すぎて、『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』(以下、『WoT』)の中でも使いづらい車両の筆頭ではないでしょうか。
砲口径も駆逐戦車とそう変わらないはずなのに、装填に倍以上の時間が掛かるなんてこともザラ。とはいえ、重戦車や駆逐戦車といった直接照準で相手にしたくない敵の駆除など、困ったところでの活躍は侮れず、『WoT』になくてはならない車両であることは疑いようもありません。苦手意識ばかりでも仕方ないので、今回は自走砲運用のコツについて考察してみます。
遠くの敵を間接照準で撃破できる自走砲。砲弾が弧を描くように山なりに飛んでいくため、ちょっとした障害物の陰にいる敵も攻撃できるというメリットもあります。ただし、当たれば強いものの、発射から着弾までの時間も平射の比でなく、かつ集弾性能も平射砲には及びません。
自走砲が相手にしやすいのは、重戦車や駆逐戦車、自走砲など、足が遅い、あるいはあまり動かない車両。相手に気づかれずにスポットできれば、狩り放題状態になります。
逆に、相手にしづらいのが軽戦車。足が速く、的も小さいので、とにかく狙いづらい。視線が通るミドルレンジだと、発射とともに自分の位置が相手に知られ、逆に撃破されることになります。そのため、軽戦車の多い低Tierの戦場では、活躍の場が限られてしまいます。
特にTier IIなどでは、敵車両のほとんどが軽戦車ということも珍しくありません。彼らはマップを縦横に駆け回り、こちらがスポットする前に自分の車両が発見されてしまうと、何もできずに撃破されるという結果に。装甲の薄さや耐久力の低さとも相まって、威力の低い砲でも軽く屠られてしまいます。
また自走砲は、狭くて障害物が多いマップも苦手。相手が見えてるのに射線が通らないなんてこともしばしばです。【エンスク】や【カレリア】、【プロヴィンス】などのマップでは、かなり上手く立ち回らないと何もできずに終了してしまいます。また、【鉱山】のようにマップ中央で乱戦となる場合は、フレンドリーファイヤー(誤射)に注意! 威力が大きい分、味方に与える損害もシャレになりません。
何をするのも遅いというのを念頭に、使いやすい自走砲について考えてみると、
・照準がそれなりに早い
・遠くまで弾が届く
・旋回砲塔を積んでいる
・レティクルが真円に近い
・装填が速い
・威力が高い
・足が速い
・所持弾数が多い
といった8つのポイントに集約されます。それでは、次のページで1つずつ解説していきましょう。
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