2010年9月17日(金)
iPhone/iPod touchやiPadに関連するトピックをお届けするコーナー“App通信”。今回は、本日9月17日に東京ゲームショウ2010のメインステージで開催された、iPhoneの新作ゲームアプリ発表会“ゲーム機として進化するiPhone ~i Love iPhone × Games”のレポートをお届けする。
発表会に出席したのは、昨日レポートをお届けしたモバイルブース内iPhone&iPadコーナーに出展している9社。各メーカーの新作ゲームアプリの他、アップデートやセールなどの情報が多数公開された。以下で、各社の発表内容を掲載する。
これまでに、ACT『バイオハザード4』やPZG『Bomb Link』など8つのアプリを配信してきたカプコン。特に高い人気を誇るFTG『ストリートファイターIV』は、これまでにザンギエフやキャミィなどのキャラクターを無料で追加してきた。本日9月17日、新たにクリムゾン・ヴァイパーとエドモンド本田が配信開始。前回のバージョンアップ同様、無償での提供となる。
また、東京ゲームショウ2010の開催を記念して、会期中『バイオハザード4』iPhone/iPod touch版の価格が通常800円(税込)のところ、115円(税込)になる。今だけの期間限定なので、まだダウンロードしていない人は、この機会に購入しておこう。
ハドソンの新作プレゼンテーションに登場したのは2タイトル。1つ目は、9月16日に配信がスタートしたiPhone/iPod touch『僕とちくわと鉄アレイ』で、“短時間で手軽に遊べておもしろい”がテーマのミニゲームアプリだ。現在半額セールを実施しており、298,014(ちくわおいしぃ)名まで通常価格の半額である115円(税込)で提供される。
2つ目は、ユニバーサルバイナリ型のアプリ『とある騎士団 と 幻のお城』。難易度の異なる50以上のステージを攻略していく、最大4人まで参加できるストラテジーゲームで、同社の開発スタッフのこだわりが詰まっているという。
また、“「ゲーム」を捨てます”、“新しいハドソンへ”というセンセーショナルなフレーズとともに、10月中旬に同社のiPhone/iPod touch/iPadタイトルの情報サイト・Do the Hudson!!をリニューアルすることも発表された。
タイトーの発表で明らかになったのは、全世界で配信中のPZG『スペースインベーダー インフィニティジーン』のアップデート情報。近日中にリリース予定のバージョンアップでは、iPadやiPhone 4の解像度に対応する他、サバイバルモードが新たに追加される。
また、秋発売予定のiPhone/iPod touch用完全新作タイトル『バブルボブルダブル』は、実機を使ってのデモプレイも行われた。なお『バブルボブルダブル』には、原作版も同時収録されるとのことだ。
セガは、2010年内に配信を予定している『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI』の一点押し。PS3/Wii/Xbox 360版も発売される本作だが、開発初期段階から操作性、レベルデザインなどiPhone/iPod touch版を前提にゲームデザインを設計。さらに、iPhone/iPod touchの操作性に最適化したチューニングが施されているという。
特に画面が回転する動作は、iPhone/iPod touch版ならではのオリジナル機能で、本体を傾ける傾斜機能を駆使したステージも用意されている。デモプレイでは、本体を傾けながらソニックを操作するトロッコ面を披露していた。
ライトなものから本格派のやり込み系まで、バラエティ豊かなアプリを多数配信しているコーエー。プレゼンテーションでは、同社ブースのコンパニオンが、英語で名前を入力すると漢字に変わる新感覚の無料アプリ『KANJI SHAKER』を実際にプレイした。
また、新作『三國志2』も発表された。このアプリは、配信中の『三國志 TOUCH』の続編。“計略”と“外交”が充実し、戦闘モードには“一騎討ち”と“寝返”が追加、新武将作成でオリジナルの武将の作成も可能になる。配信時期は2010年内とのことだ。
現在17タイトルを配信中のKONAMIは、新たに『麻雀格闘倶楽部 touch』と『jubeat plus』の2タイトルを、秋から冬にかけて配信すると発表した。
『麻雀格闘倶楽部 touch』は、アーケードで高い人気の『麻雀格闘倶楽部』のユニバーサル型アプリ。タッチパネルを使用した操作はもちろん、Wi-Fiおよび3G回線を使用した通信対戦に対応し、アーケード版のデータを引き継ぐこともできる。配信は今秋を予定。
『jubeat plus』は、アーケードで人気の音楽SLG『jubeat』のiPad版。さまざまな音楽にあわせて光る画面をタイミングよくタッチすることで、簡単にリズムに乗れる。今秋の配信を予定しており、今冬にはiPhone/iPod touch版もリリース予定。収録曲の詳細は、後日発表するという。
60タイトル以上のアプリを配信しているバンダイナムコゲームスのプレゼンでは、『太鼓の達人+』初の対戦モードが今秋のバージョンアップで実装されることが明らかになった。同社のブースでは、『太鼓の達人+』対戦モードに加え、昨日9月16日に配信が開始された『TIME CRISIS 2ND STRIKE』の試遊が楽しめる。
また、『機動戦士ガンダム』のアプリが複数開発中であることも明らかになった。ゲームタイトルは『SDガンダム Gジェネレーション タッチ(仮)』と、『ガンダム ファイティングスピリッツ(仮)』の2タイトル。ガジェット系は『GUNDAM Tool Boxシリーズ』、『GUNDAM Tool Box -RX-78-2 simple icons ver.-(仮)』、『GUNDAM Tool Box -RX-78-2 COCKPIT ver.-(仮)』の3つとなっている。配信は今冬開始予定。
iPhone/iPod touch向け75タイトル以上、iPad向け25タイトル以上のアプリを、ワールドワイドで配信しているゲームロフト。これまでに、有料アプリのみで累計2,000万ダウンロードを突破しており、今年中に15以上のタイトルを配信予定だという。
イベントでは、新作として『MODERN COMBAT 2 BLACK PEGASUS』と『ダーククエスト2』の発表を行った。『ダーククエスト2』はGame Centerに対応しており、マルチプレイヤーで協力プレイが楽しめる。
イベントの最後には、ParrotのiPhone/iPadで操縦できるヘリコプター『AR.Drone』のデモプレイが行われた。『AR.Drone』は、Wi-Fiを通じてコントロールできるクアッドリコプターで、iPhone/iPadの画面上ではこれを使用した対戦が楽しめる。
■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料