2010年9月16日(木)
本日9月16日、東京ゲームショウ2010内で、コンピュータエンターテイメント協会(CESA)が主催する日本ゲーム大賞2010・年間作品部門の授賞式が行われた。
▲表彰式の司会は、昨年に引き続きタレントの伊集院光さん(右)と、フリーアナウンサーの前田美咲さん(左)が務めた。 |
日本ゲーム大賞・年間作品部門は、2009年4月1日~2010年3月31日の間にリリースされた作品の中から、もっとも優れた作品を選考して表彰する賞。一般投票と、その後の日本ゲーム大賞選考委員の審査により、優秀賞、ベストセールス賞、グローバル賞の各賞が選出される。また、ゲーム産業の発展に寄与した人物に贈られる“経済産業大臣賞”もあわせて発表された。
さらに、今年からこれに加え、下記クリエイターの審査により選出される、ゲームデザイナーズ大賞も新設された。
【ゲームデザイナーズ大賞 審査員】(50音順・敬称略)▲授賞式の開催にあたり、あいさつを行うCESAの和田洋一会長(左)と、経済産業省の石黒憲彦氏(右)。 |
▲経済産業大臣賞を受賞したのは、『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親である堀井雄二氏。『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で延べ1億人を超える人々にすれ違い通信という新たな楽しみ方を提供した点などが理由として挙げられていた。 |
海外市場で高い支持を集めたグローバル賞を受賞したのは、次の2タイトル。
▲グローバル賞日本作品部門『Wii Sports Resort』 | ▲グローバル賞海外作品部門『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』 |
▲もっとも高い売り上げを記録したベストセールス賞は、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』に贈られた。堀井氏は一般ユーザーからトロフィーを受け取り、「楽しいゲームを作ってくださって、本当にありがとうございました」と温かい言葉をもらっていた。 |
▲ゲームデザイナーズ賞は、『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』が受賞。 |
▲ゲームデザイナーズ賞の選考委員長を務めたのは、桜井政博氏。「一般投票では市場の大きいものが有利。ゲームに必要な“独創性”の評価が欠けている」と、賞を新設した経緯を説明していた。なお、『HEAVY RAIN』は審査委員から絶大な支持があった作品だが、一般投票では70位前後の結果だったという。 | ▲桜井氏は『HEAVY RAIN』のデモプレイを壇上で行い、本作の魅力をたっぷりと紹介した。 |
ここからは、優秀賞に選ばれた11作品を紹介する。
▲『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』 | ▲『Wii Sports Resort』 |
▲『トモダチコレクション』 | ▲『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』 |
▲『New スーパーマリオブラザーズ Wii』 | ▲『FINAL FANTASY XIII』 |
▲『BAYONETTA(ベヨネッタ)』 | ▲『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』 |
▲『モンスターハンター3(トライ)』 | ▲『ラブプラス』 |
▲『龍が如く4 伝説を継ぐもの』 |
これら優秀賞を受賞した作品の中から選ばれる年間作品部門大賞は、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』に決定した。
▲『New スーパーマリオブラザーズ Wii』のプロデューサー・手塚卓志氏。票を投じた一般ユーザーから、トロフィーを授与されていた。 |
▲受賞作品の代表者たち。今年も、日本を代表するゲームクリエイターが名を連ねることとなった。 |
■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料