2009年10月6日(火)
東京ゲームショウ2009の最終日、KONAMIブースステージでラストに行われたイベントは、『メタルギア ソリッド』シリーズ最新作、2010年発売予定のPSP用ソフト『メタルギア ソリッド ピースウォーカー(以下、MGS PW)』のスペシャルステージ! 『MGS PW』に出演する豪華キャストが一堂に会した、まさにラストを飾るに相応しいトークイベントとなった。
▲司会進行役は、『ヒデオチャンネルラジオ』でもおなじみの菊地由美さん。観客の「ヒデちゃーん!」の掛け声で小島監督もステージに登場! |
イベントに登場したのは、スネーク役の大塚明夫さん、ミラー役の杉田智和さん、パス役の水樹奈々さん、チコ役の井上喜久子さんの4名。大塚さんが、スネークの名セリフ「待たせたな!」と言うと、会場のファンも一気にボルテージが上がったようだった。
▲井上さんは「井上喜久子、17歳です♪」とおなじみのアイサツを披露。観客だけでなく、大塚さん、杉田さんも一緒に「おいおい!」と突っ込みを入れていた。 | ▲杉田さんが演じるミラーは、ミッションの説明や操作説明など、システム的な面でよくしゃべるそう。「僕がいっぱいしゃべっているから、体験版プレイしてね!」とアピール。 |
まず、本作の時代設定が1974年ということで、自分たちはその時いくつだったかと言う話題に。杉田さんと水樹さんが「まだ生まれてないですね」と言うと、すかさず17歳の井上さんも「私も!」と挙手。そのまま通すのかと思いきや「本当は10歳くらいでしたね(笑)」と答えて、会場からは笑いがもれていた。
続いて、大塚さんへ小島監督から「今回はスネークをどのように演じた?」という質問が投げかけられた。大塚さんは、「『MGS3』から10年、スネークにとってはただの10年ではなかったでしょう。最愛のザ・ボスが死んで、自分を追い詰めたりしたと思います。だからこそ、若干大人になって今までとは違うスネークになっています。」と答えていた。これを聞いて監督も「より強くなったスネークが見れると思う」とコメントしていた。
新キャラクターの話題になると、今作のヒロイン・パス役に水樹さんを選んだ理由について、小島監督から驚きの裏話が飛び出した。なんと小島監督は、水樹さんの曲を聴きながらパスのイメージを作っていったそう。「もしかしたら、パスが歌を歌う場面もあるかも……?」と、気になるコメントを残していた。
▲ちなみに、杉田さんは大の『MGS』シリーズファンだそう。井上さんも「お仕事で(杉田さんと)一緒になると、『MGS』の話を私にするんです。本当に好きなんだなって(笑)」と、杉田さんの『MGS』ファンぶりに驚いていたようだった。 |
イベントの終盤では、声優陣による生アフレコも行われた。大塚さん演じるスネークと、各キャストが交代で掛け合いを披露。演じ終わって大塚さんが「今の、すごくいいシーンばかり抜粋してたね」と笑顔でコメントすると、小島監督も「自分で書いた脚本だけど、こうやって皆さんに演じてもらうと、観客になったように感動しちゃうね(笑)」とうれしそうに語っていた。
最後にそれぞれ、「今日だけの出演になってしまって本当に残念ですが、皆さん集まってくれて本当にありがとう!(大塚さん)」、「PSPでどこでもできるから、電車乗り過ごしたりしないでね!(杉田さん)」、「通信を使って連携プレイもできるので、女の子でも楽しめると思います。ぜひプレイしてください(水樹さん)」、「今までのシリーズのおもしろさ、奥深さはそのままに、それ以上の作品になっているので、楽しみにしていてください(井上さん)」、「『MGS PW』は持ち運べる『MGS』です。皆さんの人生をも持ち運べるような作品にしたいです! 墓場まで持っていってください!(小島監督)」とファンにメッセージを贈り、多くのファンの拍手に包まれ大盛況のイベントは終了となった。