2009年9月25日(金)
Easy Fun Entertainmentは、日本でもアエリア運営の元でサービス中のMMORPG『Grand Fantasia Online』を出展。今後のアップデート情報などを聞いてみた。
同社のHoward Chang氏によれば、現在『Grand Fantasia Online』は台湾、日本、香港で正式サービスを提供しており、10月中には中華人民共和国で、2009年末には北米でのサービスインを予定している。同社は『ホーリービースト』の開発も手がけており、キュート&ほのぼの系MMORPGを得意とするデベロッパーだ。Howard Chang氏は「日本は他のどの国よりもアバター要素を好み、PvPやGvGを嫌う平和なプレイヤーが多く、弊社の作品とは親和性が高い。そのためどの国よりも日本市場での反応を重要視している」と述べた。
『Grand Fantasia Online』の今後のアップデート予定についてだが、台湾では2カ月以内に新マップと新モンスター、ボスモンスター、2つのダンジョンが拡張されるとのこと。ダンジョンはレベル70前後、新マップ全体でレベル70~75前後を対象とした、ベテラン向けのアップデートとなる。日本での実装時期もさりげなく聞いてみたが、「アエリアさんに聞いてください。勝手に答えたら怒られちゃう!」と笑ってかわされてしまった。
また、今は新規MMORPGを開発中とのこと。詳しいことはまだ聞き出せなかったが、仮タイトルは『武林風雲』。中国世界をベースにしたファンタジー作品で、2010年第1四半期のベータテスト実施を予定している。さらにもう1本MMORPGの開発に着手し始めているそうだ。
▲『武林風雲』の資料画像がこちら。『Grand Fantasia』や『ホーリービースト』で培った、キュートでラブリーなペット開発の経験値は確実に引き継がれているようだ。 |
台湾のPCオンラインゲーム市場についてたずねたところ、Howard Chang氏は「今年は3カ月間に約30タイトルがサービスを開始する過密ぶりで、あまりに競争相手が多く、ゲームメーカー/パブリッシャーは生き残るのが大変難しい。台湾の人気オンラインゲームは『World of Warcraft』、『リネージュ』、『メイプルストーリー』の3タイトルが不動で、それ以外の新規タイトルは生まれては消えていく」と語った。