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2008年10月11日(土)

これまでのノウハウをすべて注ぎ込んだ『カルドセプトDS』ステージイベント開催!

文:電撃オンライン

 「東京ゲームショウ2008」のセガブースで、10月16日に発売されるDS用ソフト『カルドセプトDS』のステージイベントが行われた。

これまでのノウハウをすべて注ぎ込んだ『カルドセプトDS』ステージイベント開催!

 『カルドセプトDS』は、1997年にセガサターン用ソフトとしてシリーズ1作目が発売された『カルドセプト』シリーズの最新作。トレーディングカードゲームとボードゲームをあわせたようなシステムが特徴の対戦型ゲームで、ダイスを振ってマップを回り、ライバルよりも早く目標魔力を貯めるのが目的だ。

 今回のイベントには、大宮ソフト社長・鈴木英夫氏、イラストレーターの加藤直之氏&中井覺が登場した。鈴木氏は、本作について「10年分、すべてのノウハウを注ぎ込みました。DSという、『カルドセプト』シリーズ初の携帯ゲーム機ということで、遊びやすく改良した自信作です」とコメントした。

これまでのノウハウをすべて注ぎ込んだ『カルドセプトDS』ステージイベント開催!
▲本日の出演者。左から、加藤直之氏、中井覺氏、鈴木英夫氏。

 話題は『カルドセプトDS』のメインビジュアルの話へ。本作のパッケージに登場する女性について、加藤氏は「彼女のことは“カルドラ”さんと呼んでいます」とパッケージの女性の名前を明らかにした。また、鈴木氏から“カルドラ”さんを描く際に「母親をイメージする母性的な感じ」と注文を受けたとのことだ。他にも、「“カルドラ”さんは普通の人にはホログラフィで見えている、という裏設定も考えた」と語った加藤氏。それを聞いた中井氏は「この話は今初めて聞きましたが、自分はそこまで考えて絵を描かない人間なのでビックリした」と来場者の笑いを誘っていた。

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▲最近、加速器を見てきたと語る加藤氏。特徴的な“カルドラ”さんの頭のデザインは「始めはカードだったのですが、加速器に影響を受けて機械っぽくしました」とのこと。

 続いて、中井氏の描くカードアートについての話題に。スクリーンに、中村氏が今まで描いたカードが映し出され、10年で355枚のカードを描いたという情報が発表された。また、今作の新カードについて「1作目に似せて描きました。DSになり、大きさが小さくなったので違和感が出ないように注意しました」と語った。

これまでのノウハウをすべて注ぎ込んだ『カルドセプトDS』ステージイベント開催!
▲カードアートの話題が終わるまで、カードの画像がスクロールされ続けると聞いた中井氏。「どんな羞恥プレイですか!」と進行役の方にツッコム場面も。

 最後は、予約特典について鈴木氏が「いつでもどこでも戦略を立てられるので、DSと合わせて持ち歩いてください。また、表紙がシックで、萌え系ではないので電車の中で読んでも大丈夫です(笑)」とコメントして会場を笑いに包み、締めくくられた。

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 最後に、3人からファンへのメッセージを掲載する。

加藤氏:『カルドセプト』を買い続けてくださり、ありがとうございます。ずっとやっていきたい仕事だと思っています。僕にとって『カルドセプト』は代表作みたいなもの……いや、代表作です!

中井氏:本作には新カードが20以上あります。極めて変わったカードも仕込んでありますので楽しみにしていてください。

鈴木氏:ウリポイントは多数あるのですが、自分で作を練り、作がうまくいけばうれしい、うまくいかなければ作を練り直すという、このゲームの醍醐味をぜひ楽しんでください。


■「東京ゲームショウ2008」開催概要
【開催期間】
 ・ビジネスデイ……2008年10月9日~10日
 ・一般公開日……2008年10月11日~12日
【開催会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】
 一般(中学生以上)……当日1,200円(税込)
 小学生以下……無料
 特別割引入場券……当日券のみ 100円(税込)

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