2008年10月9日(木)
本日10月9日、「東京ゲームショウ2008」カプコンブースにおいて、2009年3月12日に発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト『バイオハザード 5』の発表会が行われた。
『バイオハザード 5』は、人気アクションアドベンチャー『バイオハザード』シリーズの最新作。前作『バイオハザード 4』後の話が描かれており、各地で起こるバイオテロに挑んでいくキャラクターが描かれることになる。舞台はアフリカにある集落で、主人公“クリス・レッドフィールド”の新たな戦いが展開していく。
ステージには、プロデューサーの竹内潤氏が登壇。デモムービーを公開した後に、「“クリス”が『バイオハザード CODE:Veronica 』のちょい役以来(笑)の登場です。また彼のライバルである“ウェスカー”も出てきます。かなりの強敵です! シアター内の映像でもその様子を見られます」と説明した。
その映像だが、映画顔負けの迫力あるものに仕上がっている。竹内氏によると、ハリウッドでアクションシーンを作っているのだという。PS3やXbox 360というハードでは、映像がより素晴らしいものになっているので、思い切ってハリウッドでやろうと思ったのがきっかけだという。「嘘がない、リアリティのある映像にこだわって作りました。技術が一気に進化したと思える映像ですよ」と自信タップリに語った。
映像の制作はハリウッドで、音の収録は映画のサウンド収録を担当する会社に依頼したのだという。大型の重火器の場合だと、その衝撃のすごさから、アクターの足元に砂煙が上がるシーンも。 |
日本では扱えないほどのカメラや、バイクを室内で走らせるモーションキャプチャーの映像も公開された。その後、さらに顔とボイスのキャプチャーもしたのだという。 |
続いて、本作のポイントである「協力プレイ」について説明した。竹内氏は、「2人で協力して恐怖に立ち向かってほしいですね。これまでとは感覚がかなり違います」とアピール。なお、1人でプレイする時は、パートナーキャラクターをAIが操作するのだが、これもかなり人間くさい動きをしていた。同氏によると「力を入れて作っているので、人と比べてもそこまで遜色はないです」とのことだ。
さらにここで、協力プレイがオンライン以外に、オフラインでも可能なことが明らかに。1つのハード・1つのソフトで、2つの画面で表示するのは困難なこと。これについては苦笑いしながらも「きつかったですが、自画自賛するほどキレイです。これで「怖いから1人でやれない」という女性の方もプレイできます」と語った。
ステージには、プロデューサーの川田将央氏と、ディレクターの安保康弘氏が登場。オフライン協力プレイを実際にプレイした。各キャラクターは、アイテムを各9個まで所持できるのだが、近くにいると交換ができるようだ。また、回復アイテムは、近くにいると一緒に回復できることを説明。できれば、近くにいたほうが有利になることが多いようだが、たまに別々に行動しなくてはいけない場面もあるようだ。竹内氏は「ずっと一緒にいると飽きてしまう。それでこのようなものも入れました」と補足した。
本作では、これまでになかった地下の洞窟や、遺跡などが登場する。暗いところと明るいところのコントラストがリアルで、とても迫力あるものに仕上がっていた。 |
盾を持っている敵で、前からの攻撃が効きにくい場合、パートナーが後ろから攻撃するなど、協力プレイならではのプレイができるようだ。 |
最後に「長いことお待たせしてしまったが、3月12日にPS3とXbox 360で発売されます。待たせただけあるトップクオリティの作品です。期待して待っていてください(竹内氏)」、「今日見せたのは、シナリオの中ほどのホントにわずかなもの。カプコンブースには、50台の試遊台があるのでぜひ体験してください(川田氏)」、「開発は現在佳境ですが、一生懸命頑張っています。もうしばらくお待ちください(安保氏)」とメッセージを送り、発表会は終了となった。
左から、竹内氏、川田氏、安保氏。渾身の『バイオハザード 5』は、2009年3月12日に発売予定だ。 |
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■「東京ゲームショウ2008」開催概要