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2008年3月1日(土)

スカイアドベンチャー『トリノホシ』の情報を総まとめ!ツバサとともに冒険へ!

 日本一ソフトウェアは、発売中のPS2用ソフト『トリノホシ ~Aerial Planet~(以下、トリノホシ)』の情報を公開した。

 『トリノホシ』は、鳥の群れを率いながらグライダーで大空を飛ぶ、新機軸の飛行系ゲーム。風に乗ったグライダーを操るフライトゲームの要素の他、さまざまなクエストをクリアし物語を進めていくアドベンチャー要素、鳥たちの生態や習慣を調べて利用するシミュレーション要素などをあわせ持っている。

●未知の惑星を舞台に描かれる壮大な空と鳥との物語

 本作は、白鳥座α星デネブの近くに位置する恒星「コニウス・ブルー」を舞台に展開していく。主人公の“ヒューゴー”は、父親で異星生物学者である“ラマンスキー”博士と一緒に、惑星の調査基地に補給物資を届けるため、小型宇宙艇で向かっていた。しかし到着直前に、不慮の事故によって宇宙艇が故障し、脱出できたのは“ヒューゴー”だけであった。
 救命ポッドが着陸したのは、調査基地から数千キロも離れた場所。“ヒューゴー”は相棒の携帯AI“カール”の助言のもと、ポッドにあったグライダーを広げて、点在する島を経由しながら調査基地へ向かうことに。島を渡るために、生息する鳥たちを仲間にして一緒に飛行しながら、“ヒューゴー”は気の遠くなるような空の旅を始めるのであった。

●グライダーを操縦して、鳥たちと大空を羽ばたこう!

 ゲームの大部分は、グライダーを操作して空を飛び、鳥の鳴き声を収集したり、数あるキャンプ地に降りて食料を得ることで進められる。各話では、指定されたいくつかのクエストを達成することでクリアとなり、次の島へ渡ることができる。その中でも重要なのが、鳥と食料。それぞれの島に生息する鳥を撮影、観察して「友好」の鳴き声を得られれば、鳥を仲間にして空を飛ぶことができる。
 加えて、キャンプ地で食べ物を探すことも大切。空腹状態になると、体力が徐々に減っていき、なくなるとゲームオーバーになってしまう。“ヒューゴー”の体調を整えるためには、しっかりと食事をして休息をとる必要がある。その上で、指定されたクエストをこなさなければならない。また、“ヒューゴー”が操縦するグライダーは風の影響を大きく受ける。「コニウス・ブルー」では天候が変化し、嵐になると操縦が非常に困難になり、体力も大きく減少する。本作に敵となる相手はいないが、強いてあげるなら、自然や自分の体力が最大の敵といえるだろう。

●登場キャラクター

ヒューゴー(ヒュー)
 地球生まれの14歳の少年で本編の主人公で、愛称は“ヒュー”。「コニウス・ブルー」研究チームの異星生物学者である“ラマンスキー”博士の一人息子だが、以前から仕事一筋で家庭を顧みない父親を疎んじていた。未開の惑星にたった1人放り出され、生き残るためにグライダーで旅を始めた“ヒュー”は、訪れた島々で出会う「コニウス・ブルー」の原住生物「鳥」たちの姿に、生きることの意味と、それに向かい合ってきた父の姿を見い出していく。
カール
 メールや通話など、個人間の通信や情報検索をサポートするための人工知能ユニットで、人間のような人格プログラムを持つサポート用AI。本体は小さなメモリチップで、左腕のリストバンド状情報端末に搭載されている。
 未開の惑星ゆえネットワークに接続できず、機能を発揮できない環境でありながら、さまざまな助言で“ヒュー”をサポートする。
エミリー
 「コニウス・ブルー」研究チームのリーダーである“フェルドマン”教授の孫娘で、“ヒュー”と同じく14歳の勝ち気で活発な女の子。「コニウス・ブルー」の極地にある調査基地に滞在している。
 “ヒュー”の父親である“ラマンスキー”博士を慕う彼女は、教授や研究チームの反対を押し切り、新型のグライダーを操作して墜落した宇宙船および救命ポッドの捜索に出発する。

ラマンスキー博士
コーウィット博士
フェルドマン教授
“ヒュー”の父親であり、惑星「コニウス・ブルー」調査基地で働く異星生物学者。 研究チームの物資補給のため地球へと帰省した際、かねてから関係が悪化していた息子“ヒュー”をコニウス・ブルーの調査旅行に誘う。 しかし、不幸にも2人の乗っていた宇宙船はコニウス・ブルー周回軌道で事故を起こしてしまう。“ヒュー”を救命ポッドで脱出させた後、博士は墜落していく宇宙船と運命をともにし、生死は不明。
「コニウス・ブルー」の調査基地で働く巨漢の地質学者で、“ラマンスキー”博士の友人。気さくで大らかな人物で、彼自身も観測用の気球を使って墜落した宇宙船の捜索に参加している。
「コニウス・ブルー」第二調査隊のリーダーで、“エミリー”の祖父でもある。研究チームを指揮しながら、不安定なコニウス星系の成り立ちについて研究を重ねている。


●イベント紹介

 本作のストーリーは、調査基地へ向かう途中にある島ごとに構成されている。道中には、条件によって向かう島を変えられる分岐ポイントがあり、それによってストーリーラインが変化していくことに。ここでは、本編のクエストの一部を紹介していく。

・黒い鳥のナワバリを越える
東へと進む“ヒューゴー”たちの行く手に黒い鳥たちの群れが住み着く大きな森が広がっていた。森の上空を飛ぼうとすれば鳥に襲われてしまう。どうすれば彼らの攻撃を受けずに森を越えられるのか?

・写真の島を探す
小さな小島が連なる海域。父の記憶に残されていた航空写真がこの付近で録られたものだと知った“ヒュー”は、写真の島を見つけようとする。だが、写真と同じ島かどうかを見比べるには、写真の録られた高度まで上昇する必要があった。

・ペリカン号の残骸を探索
小さな火山島で、“ヒュー”は森を真っ直ぐに横切る黒い焼けた跡を発見する。降り立った焼け跡には、バラバラになった宇宙船「ベリカン号」の部品が散乱していた。父親の生死を確かめるため、“ヒュー”は島中にちらばっている残骸を探すのだが……。

・ブリザードを突破する
調査基地の手前に広がる広大な凍土地帯を北上する途中、予期せぬブリザードが到来した。いつ止むともしれない吹雪の中、暴風の中をぬって飛ぶ鳥たちを見つけた“ヒュー”は、彼らを追って離陸したが……。


●キャンプ

 各話では、1つの島を舞台として、次の島へ渡るための準備をする。まず、キャンプ地でのイベントが始まり、そこからグライダーを広げて空を飛びながら鳥を撮影したり、新しいキャンプ地を探したりなどを行うことになる。各話のクエストは、イベント進行ごとに追加されていくが、現在進行しているクエストおよび達成したクエストはキャンプ地で確認することができる。
 また、キャンプ地では鳥の観察や食料確保のための散策、体力を回復させるための休息なども行える。これらの行動はヒューゴーの体調を整えてクエストをこなすために重要になるので、島にある最初に滞在する以外のキャンプ地を確保しておくのも大切だろう。

キャンプ地では、散策して食料を探したり、鳥を観察したり、食事をして休息したりなどができます。それぞれ行動をすると“ヒューゴー”の満腹度ゲージが減り、0になると体力が代わりに減るので注意しよう。この他にも、グライダーで飛行しているときに撮影した鳥の記録を見られる。最初は「未知の鳥」となっているので、好きな名前をつけて、自分だけの図鑑を完成させよう。


●グライダーでの飛行

 “ヒューゴー”の移動手段はグライダー。風を利用して飛行するグライダーはスピード感こそないが、浮遊する独特の感覚は航空機や戦闘機では成しえない味を感じることができる。
 プレイヤーが操縦するグライダーは、アクセルやブレーキなどの操作系統だけでなく、鳥やキャンプ地を表示するレーダーや鳥を撮影するカメラ、鳴き声を録音するスピーカー等の、さまざまな機能を有している。

飛行時は1人称の視点と3人称視点を切り替えられる。実際にグライダーを操作しているかとの視点と、周りの状況を把握できるという異なる視点なので、状況に合わせて、使い分けていくのがいいかもしれない。

アクセル、ブレーキーの他にオーバードライブというダッシュやクイックターンなどを行えるグライダー。自在に操り、大空を華麗に飛びまわろう。

グライダーに付属するスピーカーやカメラを利用することで、鳥の友好度を上げたり、撮影ができる。まずはカメラで撮影し、図鑑に登録されたら、鳥の鳴き声を収録し、鳥との交友を深めるのに利用していこう。

物語の舞台である「コニウス・ブルー」には、昼夜の概念が存在する。鳥たちは基本的に昼間に活動しますが、夜のみ登場する夜行性の鳥もいるかもしれない。また、時折発生する悪天候時に飛行すると、操作が困難になるだけでなく、“ヒューゴー”の体力が徐々に落ちていくので、無理なフライトを避けるのも手かもしれない。


●コラボレーション

 同社が発売している『魔界戦記ディスガイア』シリーズに登場するマスコット的キャラクター“プリニー”が隠しキャラクターとして本作に登場する。特定の条件を満たせば“プリニー”たちと一緒に空を飛ぶことができるので、ぜひその手で「プリニー隊」を率いて、大空を羽ばたいてみよう!

ペンギンのような見た目の“プリニー”と飛行! 鳴き声は、シリーズ同様に声優の間島淳司氏が担当している。


 ソフト同梱特典として、「トリノホシ トリビュートアルバム」が同梱されている。アルバムにはゲーム中のサウンドと、公式サイト上で公開中のイメージソング3曲に、『アトリエ』シリーズ、『アルトネリコ』シリーズで有名なガストの土屋暁氏が作詞を担当した未公開ソング1曲をまとめた「トリノホシイメージソング feat.初音ミク&トリノホシサウンドトラック」が収録されている。本作の壮大で幻想的なサウンドを楽しめるだけでなく、ネット上をにぎわした初音ミクのかわいらしい歌声を聴くことも出来る、豪華なサウンドトラックとなっているので、ぜひチェックしてほしい。

イメージソングの作曲は、『伝説のオウガバトル』や『タクティクスオウガ』、『ベイグラントストーリー』の音楽を制作した崎元仁氏率いる「ベイシスケイプ」が担当している。


(C)2008 NIPPON ICHI SOFTWARE INC./ NK-SYSTEM Co.,Ltd.

データ

▼『トリノホシ ~Aerial Planet~』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:発売中(2008年2月28日)
■価格:7,140円(税込)

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■関連サイト
『トリノホシ ~Aerial Planet~』公式サイト
日本一ソフトウェア