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2008年2月27日(水)

どんなことでもゆる島津!?「みんな友だち!バサラジオ」ドラマパートアフレコレポ

 2007年9月より放送されているWebラジオ「みんな友達!戦国バサラジオ」。このラジオの中で流れるドラマパート「好晴の章」のアフレコが、都内のスタジオで行われた。

 「みんな友達!戦国バサラジオ」は、“片倉小十郎”役の森川智之氏と“前田慶次”役の森田成一氏をパーソナリティに迎え、作品に登場する人物、世界観、各章の特徴的なエピソードなどを改めてユーザーに紹介するWebラジオ。この番組でしか聴けないコーナーに加えて、ゲーム本編やドラマCDでは語られなかったアナザーストーリーを楽しめるドラマパートも用意されている。

 今回、ドラマパート「好晴の章」のアフレコ収録後、“前田慶次”役の森田成一氏、“長曾我部元親”役の石野竜三氏、“島津義弘”役の緒方賢一氏、“ザビー”役の塩屋浩三氏、“前田利家”役の坪井智浩氏、“まつ”役の甲斐田裕子さんが、収録の感想や聴きどころなどをコメントしてくれたので、以下に紹介していく。

――まずは収録を終えて、今の感想をお願いします。

塩屋氏:ゲームの時は“今川義元”もやっていて、1人2役を演じているので死ぬ思いでした。でも今回は楽しくやらせてもらいました。ゲームの時から時間が空いているので、同じように演じられたかが心配です。

森田氏:「戦国バサラジオ」内でドラマを流しているんです。毎回聞くたびに「ドラマにいつ俺出るの?」って思っていたのですがようやく出られました(石野氏「やってるだけいいぢゃん! ってか、いつ俺ゲストに出るの?(一同笑)」)。……すみません。余計なことを言いました。今回、“ザビー”と“じっちゃん(島津義弘)”と初めて一緒にマイクの前に立たせていただき楽しかったです。自分や石野さんも声が大きいと思っていたんですが、お2人はもっと大きかったので、ド肝を抜かれました。笑いをこらえるのが大変なくらいにおもしろいドラマになっています(笑)

石野氏:台本を読んだ時、「これは学園もの?」って思いました。ゲームやこれまでのドラマは、はっちゃけていてもシリアスなところがどこかあるんです。でも今回はスポーツものみたいな、学園もののようなイメージ。これまでとは違う雰囲気でした。今まで一緒にできなかった塩屋さんや緒方さんと2人と共演できて楽しかったし、発見もありました。

緒方氏:“島津”役の緒方でごわす。皆さんと顔合わせをしてやれたことが楽しかったです。「じっちゃんと言われているほど年を取っているのかな?」と思いましたが……でも、まあなんでもゆる島津(一同爆笑)。“島津”は、酒飲んで戦って、人生を楽しんでいるという感じがするので、それを最後まで貫ければいいかなと思います。

坪井氏:“利家”と“まつ”は「コメディ担当」なのに、今回はおとなしい方だった様な気がします。いただいた台本を見て、「これは笑える台詞だし、笑いをとりにいった方がいいかな? もっと弾けた方がいいかな?」と悩みつつ、でも、実際はもっと出来ればよかったなと思います。『戦国BASARA』の中では、“利家”と“まつ”だけは完璧にお笑い方面に走るキャラに定着させたいので、もっと面白くしたかったです。でも、“慶次”が入ると“利家”も“まつ”も真面目になってしまうので、“まつ”と2人で旅をするお話がいいですね。

甲斐田さん:うん、夫婦で旅したいよね!(笑) 今回のお話は、凄い自然な流れのストーリーでした。でも、共演者の皆さんともっと盛り上がってやりたかったなぁと思います。最後のアドリブが……(笑)。緒方さんのアドリブがとてもよくて、それに“慶次”も乗っていたので、凄く面白かったです。私もやりたかったです! 今度、またドラマをやる時には夫婦合わせ技とかをやりたいです!!

――『戦国BASARA』シリーズに出てくるキャラクターで、絡んでみたい武将は誰ですか?

塩屋氏:個人的には、真田家の父や兄妹が好きなので、興味がありますね。歴史的には、兄と“幸村”がなぜ分かれたのかとか、わからない部分があっておもしろいと思うので、彼らの一族とは絡んでみたいですね。

森田氏:“慶次”は風来坊でいろいろな所に行っています。いつもどんな出会いをするかが楽しみです。今回“いつきちゃん”には会えなかったので残念ですね。他には、“秀吉”とは会っているので、“家康”に会いたいです。

石野氏:“元親”はお宝を探してあっちこっちへ行くので、どの武将と当たるのかが決まれば展開がなんとなく想像ができるんです。だからあえて苦手そうな、女性キャラクターと出会ってみたらどうなるのか、見てみたいですね。

緒方氏:強いと豪語している人には誰でも会いたいですね。今日の話のように「誰が鬼か?」というので争ってみたりするのを楽しんでいる気がします。酒を愛し、戦いを好んでいる感じですね。

坪井氏:僕は、“織田信長”、“濃姫”、“蘭丸”と共演したいですね。信長軍の一員なのに、彼らと絡んだことがないので(苦笑)。真面目な話だったら、信長軍の方々と絡むのかなと思いきや、まったく絡まなかったし。でも、“信長”が出てくると、僕たちは霞んでしまいそうですけどね(苦笑)。

甲斐田さん:ゲーム音声の収録時は、1人1人で行なっていたのですが、ドラマCDや今回のようなラジオドラマだと、登場しているキャストの皆さんと共演出来てとても楽しいです。『戦国BASARA』は豪華キャストなんですよね。その人達と一緒にドラマが出来るのは本当に楽しいので、どなたでも共演したいですね。

――今回のエピソードで気に入っているシーンはどこでしょうか?

塩屋氏:自分のシーンは気に入っています。僕の“ザビー”の役なんかはラジオドラマに入りにくいと思うんですが、それをあえて入れてくれたところに感謝します。

森田氏:衝撃だったのは、“ザビー”と“じっちゃん”のおもしろさですね。4人揃ってドタバタになっても本気でやりあわないところがいいです。“慶次”が出てきて、ライトに戦っているところが気に入っています。

石野氏:本気で説教をしました、すみません(笑)。それは置いておくと、対“島津”戦ですね。初めてリアルタイムでやらせていただきました。あとは、ド頭の出てくるところはかっこいいと思います。

緒方氏:ゲームにはない側面が見えたところかな。気になったのは、“ザビー”があまりにも悪者でインチキくさいじゃないですか(一同笑)。あそこまでぶっ飛んでいていいのかとちょっと思いました。いろいろなキャラクターが出て、ハイテンションでやっているのはとっても楽しいですね。こうでなくっちゃ、いけないね。

坪井氏:割と最後の方に出てくるシーンなんですが、“まつ”の腕が太くても気にしない“利家”がポイントですね。おおらかだなぁと(笑)。これはラジオドラマを聴いていただくとわかりますよ! でも、“ザビー”が“まつ”のものまねをしていても、“利家”は気付かないんじゃないかと思うんですよ(苦笑)。まぁ、おおらかというか鈍いというか……あと、“利家”と“まつ”のどちらが酒に強いかという所も気になりますが、ドラマを聞いていただいて、皆さんに想像していただければと思います。

甲斐田さん:“利家”と“まつ”らしいほのぼのとしたドラマになっているので、その部分が聞き所かなと思います。

――最後にファンの方へ、メッセージをお願いします。

塩屋氏:“ザビー”はこんな感じでやっていますが、“ザビー”として演じているのであって、普段の演技は違います(笑)。あれは芝居としてお楽しみください。

森田氏:ラジオで流れる時は、ボリュームを下げてお聴き下さい。スピーカーが壊れるかもしれません。

石野氏:頭を空っぽにして楽しんでください。あとは、ラジオのゲストに早く呼んでください(笑)。

緒方氏:今回の話は、悪ガキの“慶次”が更生していく話ですよね? だから皆さんもボーっと聞いているのではなくて、ドラマの中から何かを学んでください。

塩屋氏:これをきっかけに歴史に興味を持ち、勉強していったら楽しいでしょうね。今は、読みものやドラマなど資料はたくさんありますからね。

緒方氏:争い自体に賛成はできないけど、生き方や物語を学んでほしいですね。

坪井氏:台詞だけはカッコよく決めているシーンがあります。あと、本人たちは真面目なんですけど、おちゃらけているというか…そういった、“利家”と“まつ”のカッコいいシーンを聞いていただければと思います。カッコイイ“利家”をお求めの皆さま、聞き所はそこです(笑)。

甲斐田さん:相変わらず、“利家”と“まつ”は一緒にくっついて行動して、ラブラブですので、ほのぼの理想的な夫婦をお求めの方は充分、堪能していただけると思います。じっくり聞いてみて下さい。

坪井氏:次は、離婚の危機みたいな話があると面白いかもね(笑)きっと、くだらないことで喧嘩するんだと思いますけど。


アフレコに参加した声優陣。前列左から緒方氏、石野氏、森田氏、塩屋氏。後列左から、川原氏、羽多野氏、真堂さん、金野氏。
“まつ”役の甲斐田さん(左)と“前田利家”役の坪井氏(右)。ドラマCDを含めて、ゲーム本編以外で初参加となる“島津”、“ザビー”両名が参加し、熱いバトルを展開……!?


 また、現在配信中のWebラジオ「みんな友達!戦国バサラジオ」が待望のDJCD化される。Webラジオ内で配信された“片倉小十郎”が主役のラジオドラマ「霖雨の章」に加えて、“伊達政宗”役・中井和哉氏と“真田幸村”役・保志総一朗氏のゲストトークの総集編や、パーソナリティ2人によるこのCDでしか聴けない新録トークも収録している。

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データ

▼「DJCD 戦国BASARA 第1巻」
■メーカー:フロンティアワークス
■品番:FCCT-0061
■発売日:2008年3月21日
■価格:2,940円(税込)
※初回封入特典:トレーディングカード(ジャケットイラスト使用)

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▼『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2007年11月29日)
■価格:5,480円(税込)

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▼『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES) ダブルパック』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Wii
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2007年11月29日)
■価格:7,340円(税込)

■『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES) ダブルパック』の予約・購入はこちら
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■関連サイト
Web Radio「みんな友達!戦国バサラジオ」
『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)』公式サイト
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