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2008年1月28日(月)

【電撃乙女部】甘く切ない恋の行方は……?舞台「遙か舞一夜」プレビュー公演レポ

 1月25日、東京・池袋の「サンシャイン劇場」でネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」のプレビュー公演が開催されました。

 ネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」は、コーエーの女性向け恋愛SLG『遙かなる時空の中で』を題材にした「劇場版 遙かなる時空の中で 舞一夜」(2006年公開)を舞台化したもの。1月25日~2月3日に東京の「サンシャイン劇場」、2月13日~16日に大阪の「新大阪メルパルクホール」で開催されます。
 公開初日となる1月25日には、一般公開に先駆けてプレスおよび関係者向けのプレビュー公演が行われ、まり蔵が取材してきました! ここでは、本舞台のあらすじと見どころを写真とともに紹介してきます。

【あらすじ】

▲ある日突然、後輩“流山詩紋”(写真左)や同級生“森村天真”(写真右)とともに、異世界「京」に召喚された主人公“元宮あかね”(写真中央)。自分が「京」を救うことができる「龍神の神子」であることを知らされた“あかね”は、彼女を守る8人の男性「八葉」たちと「京」を守るために戦うことを決意する。しかし、実際は「八葉」に守られるだけの自分を歯がゆく思った“あかね”は、「自分にできること」について思案するようになる。

▲最近「京」では、怨霊騒ぎが頻発していた。“藤原鷹通”(写真下段右)とともにその原因を探っていた陰陽師の“安倍泰明”は、この現象が何かの前触れではないかと懸念する。

▲「龍神の神子」に仕える星の一族の末裔“藤姫”の邸に集まった“あかね”と「八葉」たちは、そこで子どもばかりを狙う怨霊の存在を知る。早速調査に行こうとする「八葉」たちに、一緒に行くと言い出す“あかね”。すると彼女は、“藤姫”から自分にしか使うことができない「封印」という力があると告げられる。みんなの役に立てると張り切る“あかね”だったが、いざ怨霊と対峙すると、その優しさから怨霊を「封印」することができないのだった……。

▲自分には何かできるのか悩む“あかね”の前に、1人の青年(上段右写真右)が現れる。彼は記憶をなくしており、自分の名前がわからないという。自分の存在意義について悩む“あかね”と、記憶を失った孤独な青年は、いつしか互いの存在に安らぎを感じるように。“あかね”は、青年の記憶を取り戻すため、彼が持っていた面について“藤原鷹通”に調べてくれるよう依頼する。また、友人の“小天狗”(下段右写真左)を通じて文のやりとりをするなど、青年との仲を深めていくのだった。

▲一方、“あかね”に思いを寄せる“天真”は、頻繁に外出するようになった彼女を心配するあまり、単独行動を取ったり、同じ「八葉」の“イノリ”(写真中央)と衝突したりするようになる。

▲そのころ内裏では、舞殿の建立が進んでいた。舞殿は、なぜか建てるたびに焼失してしまい、呪われているのではないかと噂されていた。内裏に務める“藤原鷹通”や“橘友雅”は、この舞殿焼失の謎が最近「京」で起こっている怪異と関係があるのではないかと疑い始め、さらなる調査を重ねていく。

▲「私は何者なのだ」――そう呟き、1人舞を舞う青年。“あかね”は青年の正体を知らぬまま、彼に思いを募らせていく……。はたして2人を待つ結末とは?


【見どころ】

▲「八葉」と怨霊による殺陣のシーンが、とにかく激しい! キャスト陣の俊敏な動きもさることながら、照明とBGMによる演出がピッタリはまってて、見ているだけでワクワクしました。

▲個人的にイチオシの舞台オリジナルキャラクターの怨霊“惨魏(ざんぎ)”さん(左写真中央)。シリアスなストーリー展開の中、1人コミカルな台詞を連発し、笑いを提供してくれました。 お仲間の怨霊たちにも、いい感じでイジられて(イジメられて?)いて、ちょっぴり微笑ましい気分になりましたよ。

▲「龍神の神子」こと“元宮あかね”役のはねゆりさん(下段写真左)と、「龍神の神子」に仕える一族の末裔“藤姫”役の森林永理奈さん(下段写真右)。はねゆりさんは使命と恋の間で揺れながら悩む“あかね”を、森林さんは「龍神の神子」を献身的に支える“藤姫”を好演していました。

▲舞台中盤では、“あかね”と謎の青年“季史”が劇中歌「驟雨の迷い子 ~あかね&季史~」を歌う場面も。また、劇の最後は「八葉」 をはじめとする全キャストがテーマソング「虹」を熱唱しました。


 ちなみに、平日の公演を訪れた方には、特典が用意されています。東京の平日8公演に来場した人の中から、1公演につき抽選で2名に、3月1日~2日に開催される「ネオロマンス・フェスタ ~遙か祭2008~」の招待券が贈られます。また、2月14日の大阪公演は「バレンタインデーSpecial」と題して、特別な「何か」が行われるとのこと。この他にも、豪華特典が盛りだくさん!

 ネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」に「ぜひ行ってみたい!」という方は、公式サイト内のチケット情報ページを確認の上、チケットをゲットしてくださいませ。ゲームやアニメ、コミックとは違った、新しい「遙か」の世界が体験できますよ!(まり蔵)

(C)水野十子・白泉社・KOEI Co., Ltd./劇場版遙か製作委員会
(C)舞一夜舞台製作委員会

データ

■ネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」概要
【開催会場】
 ・東京公演:サンシャイン劇場
 ・大阪公演:新大阪メルパルクホール
【開催日時】
 ●東京公演(全16公演)
 ・2008年1月25日、1月28日~2月1日 19:00~
 ・2008年1月26日~27日、2月2日~3日 13:00~、18:00~
 ・2008年1月29日、31日 14:00~
 ●大阪公演(全5公演)
 ・2008年2月13日~15日19:00~
 ・2008年2月16日 13:00~、18:00~
【入場料】全席指定6,800円(税込)
【チケット販売】チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、イープラスなど各プレイガイドで発売中。詳細は、公式サイト内チケット情報ページを参照のこと。

【キャスト】(※敬称略)
 “元宮あかね”役:はねゆり
 “源頼久”役:成松慶彦
 “森村天真”役:中村誠治郎
 “イノリ”役:椎名鯛造
 “流山詩紋”役:河野弘樹
 “藤原鷹通”役:根本正勝
 “橘友雅”役:寿里
 “永泉”役:長谷部恵介
 “安倍泰明”役:八戸亮
 “多季史”役:木村啓介
 “藤姫”役:森林永理奈
 “小天狗”役:やまだまいこ
 他
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ネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」開催決定

■関連サイト
ネオロマンス・ステージ「遙かなる時空の中で 舞一夜」公式サイト
「ネオロマンスオフィシャルサイト」
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