News

2007年7月13日(金)

新機軸のハード戦略&充実のソフトラインナップ!両輪がそろったSCEAカンファレンス

 ソニー・コンピュータエンタテインメント アメリカ(SCEA)は、11日(サンタモニカ現地)にプレスカンファレンスを開催した。

 日本国内でも同時に発表された新型PSP、PS3の80GBモデル登場と60GBモデル値下げ、充実したソフトラインナップ、NCソフトとの提携など、プレイステーションのハード、ソフトに関する一連の発表を行った。また、3DバーチャルコミュニティPlayStation Homeの新情報をはじめとする、PLAYSTATION Networkについても詳細が語られた。

 PS3によるネットワークサービス・PLAYSTATION Network。ここで展開されるバーチャル3Dコミュニティ・PlayStation Home(以下、Home)についてまとめよう。
 Homeは、3月に米国で開催されたゲームディベロッパーズカンファレンス(GDC)での発表以来の続報となるが、今回、非常にユニークだったのは、ジャック・トレットン氏(SCEAプレジデント)やフィル・ハリソン氏(SCEワールド・ワイドスタジオプレジデント)が、ステージと同時にHome内のアバターとしても登場。現実とバーチャル双方で、プレゼンテーションを実演したことだろう。
 これは、単に自分そっくりのキャラクターを登場させることができるというだけではなく、内容においてもリンクしていることを表したもの。例えばハリソン氏が携帯電話のカメラで会場を撮影し、その画像がHome内の部屋に飾られている、といった具合だ。Homeの画像をWebに送信するデモも行われており、既存の機器やネットワークとの連携も進められていることがわかった。

 また、『シングスター』や『モーターストーム』で実演されたように、PS3のゲーム(ブルーレイディスク)とPLAYSTATION NetworkのゲームをHome内において立ち上げ、プレイできることも発表された。アバターがワールドワイドに集まる集合場所があり、そこでプレイヤーを集い、オンラインでのマルチプレイを始めることもできるという。
 ほかにも、ロビーとなるHome SquareをGDC発表時よりリニューアル。さらに、パーソナルスペース(自分の部屋)にビーチハウス、ノルウェイ・キャビン、マンハッタン・ペントハウス、日本家屋が追加、といった追加情報が発表されている。

 いよいよその姿が見えてきたHome。気になるスタート時期だが、ハリソン氏によれば「開発に3年以上を費やしたが、ついに今秋、全世界でサービス提供を開始する」ということだ。
プレスカンファレンス
軽く、薄くなった新型PSP。見た目はほとんど変わらないが、SCEAは今年度内に140もの新しいタイトルを用意しているという。
プレスカンファレンス
home内での集合場所。ここでは『モーターストーム』のマルチプレイを楽しむことができる。ちなみにレーシングスーツ姿のアバターがハリソン氏だ。
プレスカンファレンス
「PLAYSTATION Networkの統合サービスとして、PS3が提供するすべてのエンタテインメントにおいて、ユーザーのコミュニティ作りを容易にする」(ハリソン氏)
HOME

HOME

HOME

HOME


(C)2007 Sony Computer Entertainment America Inc. All rights reserved

■関連記事
2007年7月13日
『GT』が! 『MGS4』が! 怒涛のSCEAソフトラインナップから注目作をピックアップ

■関連サイト
SCE