News

2007年12月14日(金)

イベントもやっぱりバカ騒ぎ!「バッカーノ!」DVD第1巻発売記念イベントをチェック

 11月4日、東京都にあるSME乃木坂ビルにてDVD「BACCANO!(バッカーノ)」発売記念プレミアムイベント「バッカーノ!The Live DVD発売記念でバカ騒ぎ!」が開催された。

 「バッカーノ!」は、成田良悟先生原作の同名小説を映像化したもので、2007年7月~11月にかけてWOWOWで放映。飲むと不老不死になる不思議な酒を飲んだ登場人物たちの数奇な運命が語られていく。10月24日には、DVDの第1巻が発売となっており、以下、1月に1本のペースでDVDは発刊されていく予定となっている。


 4日のイベントでは、“アイザック”役の小野坂昌也氏(写真1枚目、左から2人目)、“ミリア”役のあおきさやかさん(写真1枚目、左から3人目)、“フィーロ”役の吉野裕行氏(写真2枚目、左から1人目)、“ラッド”役の藤原啓治氏(写真2枚目、左から2人目)、“ニース”役の小林ゆうさん(写真2枚目、左から3人目)ら出演キャストによるトークに加えて、歌手の織田かおりさんによる番組エンディングテーマ「Calling」のライブが催された。ここでは、当日2回行われたイベントのうち、2回目のイベントの模様をお伝えしていこう。

■オープニングトーク
 この日行われたイベントでは、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが司会を担当した。吉田アナの紹介と番組OPテーマ「Gun’s & Roses」とともに声優陣が入場。約2割の観客が1回目から続いて参加していると聞いた小野坂氏は、「8割の人、はじめまして~」と挨拶して笑いを誘っていた。続けて印象に残っているシーンについて話がおよぶと、藤原氏の演技について話が展開。話が進むごとに激しさを増していく自信の演技について藤原さんは、「不思議なモンでね、だんだん楽しくなってくるんですよ。この際もうどうでもいいやって感じで(笑)」などと、収録時に感じたことを口にした。また小林さんと吉野さんは、1話で“デイリーデイズの副社長”役を演じた若本規夫氏のモノマネを披露。特に小林さんの熱の入ったモノマネは、会場を爆笑の渦に巻き込むのみならず、共演者の小野坂氏さえもノックアウトするという破壊力の高さを見せた。

■イラストでバカ騒ぎ! 2コマでバッカーノ!
 作中から切り抜かれたシーンにさまざまなセリフが当てられており、そのフリに対してキャスト陣があらかじめ用意したオチを、それぞれのキャラクターになりきって披露するというコーナー。“ミリア”(あおきさん)の「ねえねえ何をそんなに悩んでいるの?」という問いかけに“フィーロ”(吉野氏)が、20秒近くにおよぶ愚痴っぽい長セリフを早口で読み上げた。そんな“フィーロ”の呼びかけに対して“アイザック”(小野坂氏)は「な、何があったっておま、4人でロボットに乗って戦って……」とユーモアの効いた答えを披露。そして吉野氏も小野坂氏に対してアドリブで返しを入れるなど、かなりハイレベルなネタ合戦で客席を沸かせる場面も。
 さらに小林さん演じる名もなきチンピラに「な、なんで殴ったんですか?」と問いかけられた“ミリア”は、「そこに顔があったからっ! カッキーン!! “ミリア”かぁっこいいー!!」と、なんとも無邪気なセリフで応じていた。
 続いて返り血で服を汚した“ラッド”(藤原氏)は、「何が欲しいんだ?」という問いかけに対して「漂白ざぁい!」と凶悪さをうかがわせる声で返答。キャラクターを見事につかんだリアクションに、客席からは大きな拍手と笑い声が起きていた。

■織田かおりさんミニライブ
 舞台上に登場した織田さんは、番組のエンディングテーマ「Calling」をしっとりとした声で歌い上げた。また歌う前に、自分の曲がエンディングテーマに採用されたことについて聞かれると「ドキドキしちゃうんですよね。自分の声がテレビから聞こえると。それでもやっぱりうれしいんです」と答えた。さらに「夜の8時から朝の5時までネットサーフィンすることもあります」と、ネット好きな一面を見せていた。

■プレゼントコーナー
 出演キャストたちが描いた、それぞれのキャラクターのイラストをファンにプレゼントするコーナー。それぞれが描いたイラストはご覧の通り。
 その中でも一番反響の大きかったものが、小林さんの描いた“ニース”のイラストだ。かなりアバンギャルドな作風の絵に「ピカソ?」や「(輪郭が)アフリカ?」などといった反響が寄せられていた。


●小野坂昌也氏
 オンエアは終わってしまいましたが、DVDに未放映の番外編エピソードが収録されます。そちらの方に僕らも出たり出なかったり、出なかったり出たりしていますので(笑)、ぜひよろしくお願いいたします。

●あおきさやかさん
 今日は、イベントに来てくれてありがとうございました。この模様はDVD第5巻に収録されるとのことなので、ぜひ予約してください(笑)。それと、DVDはもちろんCDドラマなどもあわせて楽しんでくださいね。

●吉野裕行氏
 オンエアは終わりましたけれど、オリジナルのエピソードなどをお楽しみください。また僕らは、11月25日に「電撃15年祭」に参加するんでよろしくお願いします。またどこかで皆さんにお会いできたらと思います。それでは、ありがとうございました。

●藤原啓治氏
 いろいろ告知しようと思ってたら先に言われちゃったよ(笑)。あ、そうだ。来年1月にDS用ソフトもリリースされるとのことなので、それも楽しみです。え~、今後もおそらく展開していく「バッカーノ!」(小野坂:講談師か(笑))。今日は皆さんにお会いできて本当に楽しかったです。

●小林ゆうさん
 今日は本当に、大勢の皆さんがいらっしゃってくれて、笑顔もとても素敵でした。ありがとうございます。すごくいいイベントに招いていただいてとてもうれしかったです。出演者の皆様にもお世話になりまして。ハイ。番外編では“ジャグジー”さんと“ニース”のお話もあるので、見てもらえるとうれしいです。


 あおきさんのコメントにあるように、本イベントの模様は、一部がDVD第5巻に映像特典として収録される予定となっている。イベントに行けなかったという人はもちろんのこと、イベントに参加したという人も、ぜひ第5巻の発売を楽しみに待っていてもらいたい。


データ

▼「バッカーノ!DVD<1>」
■発売:アニプレックス
■販売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
■発売日:発売中(2007年10月24日)
■価格:5,985円(税込)

■「バッカーノ!DVD<1>」の購入はこちら
Amazon

■TVアニメ「バッカーノ!」
【放送局】WOWOWノンスクランブル(無料放送)
【放送開始日】
 2008年1月2日23:30~ 東京MXテレビにて放送開始
 2008年2月5日 ANIMAXにて放送開始
 2008年1月5日 GyaO及びGyaO Nextにて配信開始
 2008年2月1日 バンダイチャンネルにて配信開始
 ※WOWOWでの放送はすでに終了。

【スタッフ】(敬称略)
 原作:成田良悟「バッカーノ!」(メディアワークス電撃文庫)
 原作イラスト:エナミカツミ
 監督:大森貴弘
 構成/脚本:高木登
 キャラクターデザイン:岸田隆宏
 美術:伊藤聖
 音楽:吉森信
 音響監督:岩浪美和
 アニメーション制作:ブレインズ・ベース
 製作:Project Baccano!

【キャスト】(敬称略)
 “アイザック”役:小野坂昌也
 “ミリア”役:あおきさやか
 “フィーロ”役:吉野裕行
 “若い車掌”役:森田成一
 “エニス”役:小林沙苗
 “ジャグジー”役:阪口大助
 “ニース”役:小林ゆう
 “ラッド”役:藤原啓治
 “マイザー”役:宮本充
 “ラック”役:子安武人
 “ギュスターヴ”役:若本規夫
 “キャロル”役:斎藤千和
 “セラード”役:有本欽隆
 “チック”役:山口勝平
 “ベルガ”役:三宅健太
 “ダラス”役:伊丸岡篤
 “イブ”役:井上麻里奈
 他
■関連記事
2007年12月14日
「バッカーノ!」DVD発売記念イベントに参加した声優陣からのコメントを公開
2007年10月25日
あの素晴らしい「バカ騒ぎ」をもう1度! 「バッカーノ!」DVD vol.1 OUT NOW!
2007年10月25日
電撃文庫の人気作品がDSに! 『DS電撃文庫ADV バッカーノ!』

■関連サイト
「BACCANO!(バッカーノ)」公式サイト
アニプレックス
電撃文庫