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2007年11月30日(金)

浦安の夜を彩った“あきら”様&“白石”さんのディナーショーの模様をお届け!

 千葉県浦安市にある居酒屋「いざかや慶」にて、「“小神あきら”&“白石みのる”のディナーショー」がひっそりと開催された。


 このショーは、ラジオ番組「らっきー☆ちゃんねる~陵桜学園放課後の机~」にパーソナリティとして出演中の14歳のスーパーアイドル“小神あきら(今野宏美さん)”様と、番組アシスタントを務める“白石みのる(白石稔氏)”さんの初となるディナーショーだ。当日2回にわたって行われたディナーショーでは、どちらの回でも座席数12席ほどの店内が、なんと定員オーバーの14、5名ほどのお客さんが入るという大盛況ぶりを見せていた。以下に、ディナーショーの様子を掲載していく。


 まずはカウンターの向こうから、和の装いを身にまとった“白石”さんが登場。「上から、上から、潰しが来てぇる~♪」と、どこか悲哀に満ちたテーマソング(?)とともに、満員のファンの前へと現れた。
 そして訪れてくれたファンにビールを振舞う太っ腹な“白石”さん。“白石”さんからのおごりだということが発覚した瞬間、ファンからは「じゃあビール2杯で!」、「こっちは3杯!」などと注文が殺到し、“白石”さんはタジタジに。


 “白石”さんは、お客さんと一緒に“あきら”様を呼ぶことに。この日の“あきら”様は、エ●カ様のモノマネ「別に……」をお見舞いしながら登場した。“あきら”様は「今日は、“白石”くんが30分間歌い続けます!」と高らかに宣言。狼狽する“白石”さんだったが、マイクを渡されると割と素直に「シカイダーの唄」を熱唱。


 しかしここで、無情にも「シカイダーの唄」のカラオケがオフに。そう、今日の演目を決定するラジカセCDは、“あきら”様が掌握していたのだった。そして“あきら”様の言葉のままに、“白石”さんはさながら「人間ジュークボックス」といった状態になり、2曲目の「恋のミノル伝説」をノリノリで歌うのだった。


 そして3曲目は、TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDテーマ「ハレ晴レユカイ」をお届け。もちろんあの振り付けもちゃんと再現していた。その間“あきら”様はというと、ビールを飲んだりお気に入りのお菓子を食べたりしてご満悦の様子だった。
 続いて4曲目は「もってけ!セーラーふく(曖昧サンシャインver.)」。さらにこの日は、なんとアドリブで歌詞を変更するという大胆なアレンジバージョンまで披露。決して歌詞を忘れてしまったわけではない……と思いたい。


 ここでまた“白石”さんは「シカイダーの唄」をシブめの声で熱唱。今度はきちんとフルコーラスで歌わせてもらえていたが2番以降の歌詞をド忘れしてしまった“白石”さんは、歌詞カードを見ながら歌うことに。しかし、3番の途中で客に歌詞カードを奪われてしまうという痛恨の事態が発生。若干焦りながら歌詞を奪いかえす“白石”さんの表情が実に印象的だった。


 さらに6曲目は「かおりんのテーマ」をしっとりと歌い上げ……ようとしたのだが、「なんかもう終わりっぽい」という理由のもと、“あきら”様が歌をストップ。
 そしていよいよ“あきら”様が本格始動! 十八番の「三十路岬」を歌うことに。しかしなぜかマイクがお客さんに渡されるというカオスな事態へ。結局お客さん2人と若本規夫氏のモノマネをした“白石”さんが歌わされてしまい、結局“あきら”様の美声はほとんど聞くことができなかった。

 ここで歌はいったん休憩。CDアルバム「白石みのるの男のララバイ」の収録に関する話へ。“白石”さんによると、自身の出世曲とも言うべき「俺の忘れ物」の歌詞制作とフルコーラス収録を真っ先に行ったそうなのだが、存外に他の曲の評判が高く、本人としては「うれしいようなさびしいような複雑な心境」なのだとか。

 一息ついたところで、再びコンサートがスタート。今度はちゃんと“あきら”様がマイクを握り、その美声を我々に聞かせてくれた。歌った曲は、「三十路岬」のカップリングの「夢結びの雨」。さきほどまでは騒がしかった客席も、この時ばかりは手拍子を送るだけにとどまり、店内は“あきら”様のしっとりとした歌声で満たされていた。実は「夢結びの雨」をファンの前で歌うのは、この日が初めてだったのだとか。しかし“白石”さんが氷を砕く音が意外に大きく、“あきら”様いわく「それだけが残念だった」とか。


 続いて、先送りにされていた「かおりんのテーマ」がついに選ばれた。進行に関してグチをもらす“あきら”様に、“白石”さんは「それは~あなたが~頭引っ張ったから~♪」などと、随所で歌詞にお説教を折り込むという小粋なアドリブで反撃を開始! かなり的を射たツッコミで、“あきら”様を返り討ちにしていた。


 歌い終わった“白石”さんに、“あきら”様と観客は「今までありがとう! 忘れないよ!!」と、若干ニュアンスが違うであろう感謝の声援を贈っていた。“白石”さんは「まだやるんだ、まだやるんだ」と必死で反論。目尻に涙が浮かんでいたように見えたのはきっと気のせいだろう。


 そのままラジカセCDから流れてきたのは、2人の持ち歌である「曖昧ネットだーりん」。流れに任せて2人は歌うことになったのだが……ここで“あきら”様が歌詞をド忘れ! 「アナタ今日は何しに来たんですか!!」という“白石”さんの的確すぎるツッコミが店内にこだました。しかし、結局“白石”さんも歌詞を忘れていたことが発覚! 2人仲よく歌詞カードを見ながらデュエットを披露。

 最後は、満員のお客さんに「本当にすみません。でも私たちは本当に楽しかったです! またこうやってファンと触れ合える機会があるとうれしいです(“あきら”様)」、「握手会でもなかなかないくらいの近い距離で、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます!(“白石”さん)」と挨拶をのべ、最後は乾杯で締めくくっていた。……この日は「ディナー」ショーだったのだが、最後まで食事は出ず。



 続いて第2部の模様もお届けする。基本的には第1部と同じ流れで、若干お酒の入っていた“あきら”様が進行をしようとするものの、やはり主導権を握っていたのは“白石”さん。ここで1番のお気に入りだという「俺の忘れ物」を「んWAWAWA忘れ物ぉ~♪」と、いつもの名調子で熱唱。そこへ“あきら”様も参加し、期せずしてデュエットへ。さらに「シカイダーの唄」もデュエットバージョンで歌っていたのだが“あきら”様は、「貫け」や「粉砕」と言った単語が読めずに悪戦苦闘。

 第2部にして今度こそ“あきら”様が「三十路岬」を歌うことに。艶っぽい声で自らの十八番を歌い上げ……ていたかと思いきや、曲の途中でお菓子を口にするという、店内にいた人間全員のド肝を抜く暴挙におよんでいた。さらに「恋のミノル伝説」の出だしだけ歌っては満足して曲をストップするという、実にフリーダムな行動を繰り返していた。


 そして“白石”さんは、またも得意の若本氏のモノマネをしての「もってけ!セーラーふく」をお見舞い。“あきら”様は“白石”さんの歌声を指して「なんだかお父さんみたいな感じ(笑)」と表現していた。そんなお父さんみたいな“白石”さんに、“あきら”様は「お店のカラオケを歌ってみたぁい。おとーさん♪」とカワイくおねだり。しかし“白石”さんは、財布をWAすれてしまったようで、“あきら”様&観客から「WAWAWA忘れ物ぉ~♪」と総ツッコミをくらっていた。第1部でおごると言っていたビール代は、はたして誰の財布から出てきたのか……気になるところだ。

 そんな“白石”さんが持っていたなけなしの200円のうち、100円を投入してカラオケをすることに。“あきら”様がチョイスした曲は「電撃戦隊チェンジマン」のOPテーマだった。2人はこの日最高の歌唱力で歌を熱唱。その後“あきら”様は、この番組に出てきた“ギョダーイ”というキャラクターを演じているのが声優だと知って、声優を目指すことにしたという貴重なエピソードを披露してくれた。


 江戸の敵を長崎で~というわけではないだろうが、第1部ではグダグダ状態だった「曖昧ネットだーりん」を歌うことに。つっかえつっかえ歌い終わった後“あきら”様は「完璧だったネ!」とコメントしたが、そこはさすがの“白石”さん。「何をもって完璧と言ってるんですか、アナタは!?」と即座にツッコミを入れていた。


 第2部でも流れた「かおりんのテーマ」では、やっぱり“白石”さんがアドリブを交えた歌詞で“あきら”様が行った本日の暴挙をお説教するという形に。この曲を最後に、楽しかったイベントもフィナーレ。やっぱり第2部でもお食事は出なかったのだが、それでもファンは2人との触れ合いに満足して会場を後にしていた。



データ

■ラジオ「らっきー☆ちゃんねる~陵桜学園放課後の机~」
【放送局】ラジオ関西、
【放送日】毎週金曜24:30~25:00
※ランティスウェブラジオにて、翌週金曜日に同じ内容を配信。

【出演】(敬称略)
 “小神あきら”役:今野宏美
 “白石みのる”役:白石稔
 “柊かがみ”役:加藤英美里
 “柊つかさ”役:福原香織

■関連サイト
「らっきー☆ちゃんねる~陵桜学園放課後の机~」
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