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2006年9月24日(日)

大賞は『FFXII』&『大人のDSトレーニング』の2作品!「日本ゲーム大賞2006」

 「東京ゲームショウ2006」において、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)が主催する「日本ゲーム大賞2006」の受賞作品が発表された。

 「日本ゲーム大賞」は、その年の優れたコンシューマーゲームに賞を授与するという制度。昨年までは「CESA GAME AWARDS」として行われていたが、開催10年目を迎えるにあたり名称が変更となった。対象作品は、2005年4月1日~2006年3月31日に発売された優秀なタイトルを決定する「年間作品部門」、まだ製品化されていないオリジナル作品を対象にした「インディーズ部門」、今回出展された未発売タイトルを表彰する「フューチャー部門」の3つの部門があり、各部門にさまざまな受賞名が用意されている。

 「年間作品部門大賞」を受賞したのは異例の2作品。『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』と、『ファイナルファンタジー XII』という、まったくタイプの異なる2作品が受賞となった。

 「ベストセールス賞」は、今なお幅広いユーザー層に売れ続けている『おいでよ どうぶつの森』が受賞した。「グローバル賞日本作品部門」は、『nintendogs(ダックス&フレンズ、柴&フレンズ、チワワ&フレンズ)』が受賞。「グローバル賞海外部門」には『World of Warcraft』が選ばれた。

 「特別賞」には『モンスターハンター ポータブル』と『英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け』の携帯ゲーム作品2本が受賞となった。

 そして「優秀賞」には、『おいでよ どうぶつの森』、『たまごっちのプチプチおみせっち』、『龍が如く』、『ワンダと巨像』といったいろいろなタイトルが「優秀賞」を授賞。『テイルズ オブ ジ アビス』が発表された際には場内から歓声があがり、人気の高さがうかがえた。

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司会進行を務めたのは、今年もタレント伊集院光氏。「最近はゲームを通じて、嫁さんとコミュニケーションがうまく取れて助けられています。」といったトークで、会場を盛り上げた。 「年間作品部門大賞」の2本。



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こちらは「年間作品部門優秀賞」を受賞したクリエーター。 そして「大賞」を受賞したチームのメンバー。


 「インディーズ部門大賞」を受賞したのは、過去の自分の行動をコピーしてゴーストとして利用する『5秒間のカッパ』だった。エクセルを使用して麻雀のできる一風変わったゲーム『Cell_雀』が、会場の注目を集めていた。

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こちらは「インディーズ部門」の受賞者。これからの彼らに期待したい。 「インディーズ部門大賞」受賞したチーム“Jolly9”。『5秒のカッパ』は「CESAスチューデントゲーム大賞」に続く受賞となった。



 また「フューチャー部門」優秀賞には、会場で人気の11タイトルが選ばれた。どのゲームも大勢のファンが並んでいたものばかり。そのうち6タイトルが次世代機のタイトルで、今回のゲームショウを象徴するかのラインナップとなった。

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プロデューサーの松川美苗氏とディレクターの巧舟氏は、投票してくれたファンへの謝意を表しつつ「TGSに法廷を作ったスタッフに感謝」と締めた。 実に11年ぶりとなるナンバリング『聖剣伝説』。「12月21日発売、7,040円です」と営業さんが連呼する一幕も。 『鬼武者』などこれまでの稲船作品同様映像に力の入った作品になる本作。「映像も含めワールドワイドな作品にしたい」と語った。 「wiiコントローラーを使った新しい操作と、かわいいキャラクターを見てください。」とはプロデューサー向峠氏の言。



■「日本ゲーム大賞2006」年間作品部門 受賞作品一覧
受賞 受賞タイトル 社名 プラットフォーム
大賞 『東北大学未来科学技術 共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』 任天堂 DS
『ファイナルファンタジー XII』 スクウェア・エニックス PS2
優秀賞 『おいでよ どうぶつの森』 任天堂 DS
『キングダム ハーツ II』 スクウェア・エニックス
『たまごっちのプチプチおみせっち』 バンダイナムコゲームス DS
『テイルズ オブ ジ アビス』 バンダイナムコゲームス DS
『nintendogs(ダックス&フレンズ、柴&フレンズ、チワワ&フレンズ)』 任天堂 DS
『マリオカートDS』 任天堂 DS
『モンスターハンター 2 (dos)』 カプコン
『龍が如く』 セガ PS2
『ワンダと巨像』 ソニー・コンピュータエンタテインメント PS2
ベストセールス賞 『おいでよ どうぶつの森』 任天堂 DS
グローバル賞日本作品部門 『nintendogs(ダックス&フレンズ、柴&フレンズ、チワワ&フレンズ)』 任天堂 DS
グローバル賞 海外作品部門 『World of Warcraft』 BLIZZARD ENTERTAINMENT PC
特別賞 『モンスターハンター ポータブル』 カプコン PSP
『英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け』 任天堂 DS


■「日本ゲーム大賞2006」インディーズ部門 受賞作品一覧
受賞 受賞タイトル 社名 プラットフォーム
大賞 『5秒間のカッパ』 九州大学院システム情報科学府/Jolly9 携帯電話
優秀賞 『モアイの巣』 SKT PC
『ブロウウィンド』 デジタルエンタテインメントアカデミー/チームP GC
『Cell_雀』 武藤 玄 PC


■「日本ゲーム大賞2006」フューチャー部門 受賞作品一覧
受賞名 タイトル 社名 プラットフォーム
優秀賞 Elebits コナミデジタルエンタテインメント Wii
逆転裁判4 カプコン DS
グランツーリスモ HD ソニー・コンピュータエンタテインメント PS3
THE EYE OF JUDGMENT ソニー・コンピュータエンタテインメント PS3
聖剣伝説4 スクウェア・エニックス PS2
テイルズ オブ ディスティニー バンダイナムコゲームス PS2
ブルードラゴン マイクロソフト Xbox 360
Heavenly Sword
~ヘブンリーソード~
ソニー・コンピュータエンタテインメント PS3
METAL GEAR SOLID
PORTABLE OPS
コナミデジタルエンタテインメント PSP
モンスターハンター ポータブル 2nd カプコン PSP
ロスト プラネット
~エクストリーム コンディション~
カプコン Xbox 360


 なお、今回受賞した作品が掲載されたポスターが、秋ごろより店頭に張り出される予定。発売されているパッケージには受賞のシールがつくので、まだ遊んでいないユーザーはそれを購入の際の参考にしてみてはいかがだろうか?


データ

■「東京ゲームショウ2006」
【開催日】2006年9月22日~24日(一般公開日は23日、24日)
【開催時間】10:00~17:00
【場所】幕張メッセ(千葉県美浜区)
【入場料】一般 前売り1,000円/当日1,200円(小学生以下は入場無料)

■関連サイト
日本ゲーム大賞
「東京ゲームショウ2006」公式サイト
コンピュータエンタテインメント協会