KONAMI、“株ってなに？”に答える本格派株トレードシミュレーション『カブトレ！』

　KONAMIブースのステージでは、さまざまなサプライズを提供してきた小島プロダクションが挑むDS向け新機軸タイトル『株式売買トレーナー カブトレ！』の発表会が行われた。

　ステージには、コナミデジタルエンタテインメント執行役員クリエイティブオフィサーの小島秀夫監督、小島プロダクションの岡村憲明氏、コナミデジタルエンタテインメント執行役員コーポレートオフィサーの石塚通弘氏に加え、マネックス証券 取締役の工藤恭子さんが登場し、本ソフトの開発にいたるまでの経緯や本作における株について熱く解説してくれた。

　いまや空前の株ブームとは言うものの、「株とは何？」、「株って儲かるの？」という人が多いのも現実。登壇した小島監督らによれば、そんな株初心者にも楽しくわりやすく株を勉強してもらい、実際に過去の株価データを使ってトレーニングをしてもらおう、というのが本作の開発コンセプトだという。

　本作には、東証1部、東証マザーズの過去5年間の全銘柄データに加え、株式ニュースや会社四季報など、株に関する情報を膨大なデータとして収録。これらのデータを使い、実際に仮想の株取引をしながら株についての知識を深めていくことができる。
　また、プラットフォームがDSということもあり、タッチペンを使ったおもしろ機能も搭載。タッチペンで軌跡を描くと、それと同じような株の値動きをした銘柄が一発検索できるという。さらにトレーニングだけでなく、ゲームとして楽しめるように、ストーリーモードなどの遊び要素も充実。“株取引をしてみたいけど、なかなかきっかけが……”と思っている人や、実際の取引は敷居が高いと感じている人はもちろん、豊富なデータ量によりすでに株のトレードをしている人にもオススメだ。

　小島監督は、「最近のゲームは、“暇つぶし”から“感動を与えるエンターテインメント”へ、そして“楽しみながら人にとって役立つもの”へと進化しています。この『カブトレ！』は、ゲームの技術と市場が切り開かれ、生まれるべくして生まれたゲームです。小島プロダクションは『メタルギア』などのコアなイメージがありますが、新しい驚きを与えるというのがうちのコンセプト。そういう点で、小島プロダクションらしいタイトルだと思います」と話していた。

発表会に登壇した小島監督は「脳を鍛えて、英語を覚えて、料理を作った後は……、株の力をつける！」とジョークで会場を沸かす場面も。(左から岡村氏、小島監督、石塚氏、工藤さん)





初心者でもいちから株売買の方法を覚えることができる『カブトレ！』。このゲームでトレーニングを積み、ユーザーを実際の市場へ導くことが理想とのことだ。

データを提供する協力会社も有名どころが勢ぞろい。株に関するデータの充実ぶりがうかがえる。

データ

▼『株式売買トレーナー カブトレ！』
■メーカー：KONAMI
■対応機種：DS
■ジャンル：ETC
■発売日：2006年12月14日
■価格：価格未定

■関連サイト
・小島プロダクション
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