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2006年7月24日(月)

「この勢いを次回作につなげたい!」と小林氏。大盛況の「バサラ祭2006夏の陣」

 カプコンは、PS2用ソフト『戦国BASARA2』の完成披露イベント「バサラ祭 2006 夏の陣」を7月22日に「Zepp東京」で開催した。

 「バサラ祭 2006 夏の陣」には、“前田慶次”役の森田成一氏、“伊達政宗”役の中井和哉氏、“真田幸村”役の保志総一朗氏、“長曾我部元親”役の石野竜三氏、“上杉謙信”役の朴ろ美さん(“ろ”は王へんに路)、そして本作のプロデューサーである小林裕幸氏が出演。個性的でクールな登場キャラクターが魅力の本作だが、会場に集まった9割以上がなんと女性ファンで、ステージに向かって常に黄色い歓声が飛び交うなど、アクションゲームのイベントとしては珍しい光景が繰り広げられた。

 ステージではまず、小林氏がゲーム内の映像などを見ながら『2』の特徴を紹介。最新作では、「ストーリーモード」、「天下統一モード」というメインモードに加え、新たに100連戦の死闘を勝ち抜く「大武闘会モード」が搭載されているが、小林氏によればこの「大武闘会」はかなり難しい設定にしてあるとのこと。小林氏は「キャラクター見たいがゆえにこのモードをプレイするのはオススメしません。今回、キャラクターのレベルキャップは100までとなっていますが、このモードは50になってからぜひ挑戦してください。レベル50以下だと、即やられます(笑)。ストーリーモードと天下統一モードで自分の好きなキャラを成長させて、がんばって勝ち抜いてください」と、新モードをプレイする心構えを話していた。

 続いて、ステージには声優陣5名が登場し、小林氏も交えてトークショーが展開。各声優陣はそれぞれが演じているキャラクターについて、「最初は“これを演じるのは勇気がいるなぁ”と思っていました(笑)。今でこそ、カッコイイ映像などが付いていますが、絵や動きなど何もないところで“政宗”のセリフだけを見ると、とてもカッコイイとは思えない(笑)。“一体何が行われるんだろう……?”と不安でした(笑)。(中井氏)」、「“幸村”は若さあふれる勢いだけで突っ走るキャラクター。でも、お館様を愛する気持ちは絶対に忘れないですね(保志氏)」、「『1』の時、“元親”は操作キャラクターじゃなかったので“何で人気あるんだろう?”と思っていたんですが、小林さんから“露出度が高いからじゃないですか?”と言われました(笑)。セリフで“野郎ども”と呼びかけるシーンが多数あるんですが、呼びかけて応えてくれるのが本当にうれしくて(笑)。アフレコ時には後ろに“野郎ども”がたくさんいるような気分で収録してました(石野氏)」、「このゲームに出てくる“謙信”は本当のところ男性か女性かわからない。男でもなく女でもなく“朴ろ美”として演じています(笑)(朴さん)」、「“慶次”は前田家の風来坊。前田家の利家とまつ姉ちゃんのからみは、本当に腹をかかえて笑えます。コントを見ているようで、とても好きですね(森田氏)」とコメント。この他、「『戦国BASARA』のアフレコ前には必ずスケジュール調整をしてもらう(保志さん)」といったアフレコ収録の苦労話なども語られ、笑いの絶えないトークショーとなっていた。

 また会場には、オープニングテーマ「DIVE into YOURSELF」を担当する「HIGH and MIGHTY COLOR」のユウスケ氏、マーキーさんも駆けつけ、2人は「プロモーションムービーで暗雲が立ち込めているところから青空に広がっていくシーンがありますが、『戦国BASARA』の切り裂くという表現とリンクできればという思いを歌詞に込めました(ユウスケ氏)」、「ライブを意識した曲になっているので、その躍動感がゲームを楽しむ皆さんにも伝わればいいなと思います(マーキーさん)」とそれぞれコメント。エンディングテーマ「Brave」を唄う伴 都美子さんのビデオコメントも紹介され、伴さんは「『戦国BASARA2』のテーマ曲を担当するにあたり、ゲームの設定資料を何度も読んで、それぞれの英雄(ヒーロー)の信念がロックに通じるところがあるなと思い、「Brave」は“戦国とロック”というテーマを決めました」と話していた。

 この他イベントでは、出演声優陣による「生アフレコミニドラマ」や来場者による「キャラクター人気投票」の結果発表などが行われ、終始大盛り上がり。「生アフレコミニドラマ」は、本イベントオリジナル脚本となっており、“前田慶次”と“伊達政宗”や“長曾我部元親”と“上杉謙信”といったさまざまな武将の出会いシーン、勝負シーンなどが演じられたが、お決まりのセリフが多数登場するなど、非常にファンサービスあふれる内容となっていた。

 最後に小林氏は、「『戦国BASARA2』が発売前なのに、こんなに多くのファンの皆さんに支持していただいて、本当に光栄に思っています。この勢いを次回の『戦国BASARA』につなぐために、全速力でがんばっていきたいと思います!!」と挨拶。場内は大きな拍手で包まれ、イベントは終了した。
バサラ祭01
会場となった「ZEPP東京」の前には女性ファンがズラリ。アクションゲームのイベントにしては珍しい光景。
バサラ祭02

バサラ祭03
イベント冒頭では、甲冑などを身に付けたスタッフによる激しい殺陣シーンが展開され、場内は一気にヒートアップ。
バサラ祭04
『戦国BASARA2』のプレゼンでは「非常に緊張しています」と話していた小林氏。しかしながら、ムービーの上映などではところどころで歓声や大きな拍手が起き、ファンの良好な反応に安心した様子。
バサラ祭05

バサラ祭06
メインキャラクターたちを演じている声優陣がステージに登場すると、場内からはひときわ大きな歓声が。トークショーではそれぞれがジョークを言い合い、場内を沸かせていた。(上画像・左から保志氏、中井氏、小林氏。下画像・左から、森田氏、朴さん、石田氏)
バサラ祭07
イベントに駆けつけた「HIGH and MIGHTY COLOR」のユウスケ氏(中央)とマーキーさん(左)。ユウスケ氏は、当日朝5時まで『戦国BASARA2』をプレイしていたとのこと。
バサラ祭08
「生アフレコミニドラマ」は、“真田幸村”と“前田慶次”、“伊達政宗”の共演が実現。生でおなじみのセリフも聴くことができ、会場内のファンらは大喜びの様子だった。


データ

▼『戦国BASARA2』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:2006年7月27日
■価格:7,329円(税込)
※プレイステーション・ドットコム・ジャパンの販売価格:6,596円(税込)
※セガダイレクトの販売価格:6,596円(税込)
※Amazonの販売価格:6,230円(税込)
※TSUTAYA onlineの販売価格:6,596円(税込)

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『戦国BASARA2』公式サイト
カプコン