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2005年9月18日(日)

メインキャラを演じる人気声優そろい踏み!今年も大盛況の『テイルズオブ』ステージ

 もはや恒例となった、ナムコの人気RPG『テイルズ オブ』シリーズのステージイベント「やっぱり! テイルズ オブ」。今年は同シリーズの10周年ということで、それを記念して12月15日に発売される『テイルズ オブ ジ アビス(以下、TOA)』をフィーチャーした内容となっていた。
 毎回大好評のこのステージだが、今年も開始30分以上前からファンが詰めかけ、ただならぬ熱気が……! そんななかで幕が開き、壇上には『TOA』のプロデューサーを務める吉積信氏が登場した。
 今回のステージは、「美術」、「ディスカッション」、「現代文」、「小テスト」と、学校の授業のような時間割り(コーナー)で構成。各コーナーの合間の「休み時間」には、歴代シリーズ作のメインキャラを演じた、福山潤氏や関智一氏といった声優陣によるビデオメッセージも公開された。

■1時間目:美術
早くも注目を集める最新作『TOA』を紹介!


 プロデューサーの吉積氏自らが、『TOA』の世界観やキャラクター、そして戦闘について紹介。なかでもキャラクターについては、まだ誌面などでは公開されていない詳細な設定などを聞くことができた。以下、吉積氏のコメント内容をお届けしよう。

「主人公のルークは、舞台となる惑星オールドラントにあるキムラスカ王国の王様の甥っ子です。お坊ちゃんなのでワガママ。やんちゃでダメな感じですね(笑)。彼は、あることをきっかけにヒロインのティアと出会い、冒険に出ることになります。ティアは16歳なんだけど、ちょっと大人っぽくグラマーでクールな女の子。これまでいろいろと苦労をしてきたようですね。最近公開されたキャラのジェイドは、クールでかっこよく、ものすごい強い。でも、けっこうイヤな性格でして(笑)、知っているけど言わない、わかっているけど教えない、そんなタイプです。人形士のアニスは、ふだん肩にのっている人形の「トクナガ」に乗って戦います。戦闘時には「トクナガ」が2メートルくらいの大きさになるんですよ。」

■2時間目:ディスカッション
ルーク、ジェイド、アニス役の声優さんが登場!


 このコーナーでは吉積氏に加えて、ルーク役の鈴木千尋氏、ジェイド役の子安武人氏、アニス役の桃井はるこさんと、メインキャストを務める3人の人気声優が登壇。自分が担当したキャラに対してツッコミを入れる「俺のキャラ、それはねぇだろ」と、声優さんたちが個人的にハマっていることを公開する「今これにハマってます」というお題に対して、その答えをフィリップに書いてそれぞれ発表。予想通り(?)ユニークな答えが連発し、会場からもたくさんの笑いが巻き起こっていた。

●俺のキャラ、それはねぇだろ

鈴木氏:「ルークは主人公なのにやる気がない! セリフの数はすごく多かったけど、必ずといっていいほどため息がつくんですよ。「はぁ~、たり~」とか(笑)」
桃井さん:「アニスは(邪)ですね。台本で、アニスのセリフの最後にたまに(邪)って書いてあるんですよ。アニスは裏表がある、というより二面性があるって感じ。でも、彼女なりに一生懸命生きているんです(笑)」
子安氏:「ジェイドは頭がいいゆえに、ものっすごい性格が悪いんですよ。自分とそっくりなんで演じやすかったですけどね(笑)。そんな彼だからこそ、物語が進んでいくと…、っていうおもしろさもありますが」

●今これにハマってます

鈴木氏:「風水(プチ)です。Dr.コパさんの本を読みまくりましたね。玄関に盛り塩したりもしましたよ。ちなみに、今日着ているピンクのTシャツは、人間運が上がるというので着てきました」
桃井さん:「Tシャツ集めですね。それ用のタンスがあるくらい、Tシャツマニアなんです。ゲームショウでも、スタッフの方がかっこいいTシャツを着ていらっしゃるじゃないですか。非売品だし、欲し~って(笑)」
子安氏:「うさぎです(ここで、吉積氏から「何を演出してるの?」というツッコミが)。いや、実際に飼っているんですけど、癒されるんですよ。耳が垂れてて、毛の色はグレー。名前はミミーです」

 ちなみに、今回のアフレコもみんなでスタジオに入って収録することが多かったとのこと。桃井さんは、「みんなで収録するので、ゲームと同じく本当に仲間たちと旅をしているようでした。そういう楽しさが、ゲームで伝わったらいいなと思います」と話していた。

■3時間目:現代文
ここだけのスペシャルスキットを披露!


 『テイルズ オブ』シリーズおなじみの、キャラ同士の雑談が楽しめるシステム「スキット」。それを、鈴木氏たちが壇上で再現! しかも、スキットの内容はここでしか聞けない、「TGS」オリジナルバージョン。1つは、ルークたちが「TGS」にやって来て、その様子を語るというもの。もう1つは、各キャラの自己紹介だったのだが、何かと自分を年寄りだと発言するジェイドと、それに対するルークのツッコミに、多くの観客が笑いをこぼしていた。

■4時間目:小テスト

 こちらも恒例となった、『テイルズ オブ』シリーズに関するテスト(クイズ)が、吉積氏から出題されるコーナー。声優さんたちのサイン色紙が賞品ということもあり、ただならぬ熱気が会場を包んだ。
 こうして、1時間30分にもおよぶステージは大盛況のうちに終了。あらためて、『テイルズ オブ』シリーズの人気を確認し、『TOA』への期待がふくらんだステージだった。

相変わらずのぶっちゃけ発言もアリで、会場を大いに沸かせた吉積氏。

「休み時間」には、そうそうたる顔ぶれの声優さんによるビデオメッセージが。皆さん、『テイルズ オブ』シリーズの10周年をお祝いしていました。

右から、子安氏、桃井さん、鈴木氏。3人が登場すると、会場からは大きな歓声が沸いた。

声優さんのサイン色紙をかけた「小テスト」では、その答えを挙手して発表。ものすごい盛り上がりを見せた。


データ

▼『テイルズ オブ ジ アビス』
■メーカー:ナムコ
■対応機種:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:2005年12月15日
■価格:7,140円(税込)

■関連サイト
テイルズチャンネル
ナムコ