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2005年9月17日(土)

キャラクターへの\"こだわり\"が垣間見えた『幻想水滸伝V』トークステージ

 女性を中心に根強いファンをもつ、RPGシリーズ最新作『幻想水滸伝V』がプレイ可能だったコナミブースでは、出演声優と制作スタッフによるトークステージが開催された。ステージに登場した声優は、リオン役の仙台エリさんとサイアリーズ役の折笠愛さん、ゼラセ役の皆川純子さんの3人。自らが演じるキャラクターについて、「リオンは主人公の護衛で、"男性を守る女性"という役柄。自分も見習いたいところがあります(仙台さん)」、「主人公のおば役であるサイアリーズは、気ままな性格。自分の性格にも少し合ったところがあるので気ままにやらせていただきました(折笠さん)」、「ゼラセ役の設定は、"冷たい陶器のような人、息をしてない感じ"とあった。棒読みのようなセリフが逆に難しかった(皆川さん)」とそれぞれコメントしてくれた。

 出演者の口からでるのは、ストーリーやキャラクターに対するスタッフたちのこだわり。ボイス有りのゲームでは、先にアフレコを済ませてから、ほかの部分の作業を行うことが多いが、『V』ではキャラクターが演技するモーションを先に撮影。アフレコの際は、キャプチャーした動きを見ながらの収録が行われている。これは、キャラクターに対して、より感情のこもった演技ができるのでは、というスタッフのこだわりによるものとか。仙台さんは、スタッフへのこだわりについて、「"あっ"とか"えっ"みたいな、簡単なセリフひとつとっても、こめられた感情や雰囲気についてスタッフたちが話し合っていて、すばらしい」とコメント。また、折笠さんも、「普通のアフレコとは違った環境だったけど、そこが難しくもあり、楽しくもあった」と語っていた。

 また、ステージの途中には、ユーラム役の浪川大輔氏からビデオレターが。浪川氏はユーラムについて、「オーバーなヤツだけどかわいがってください」とメッセージを残した。また、浪川氏は、皆川さんといっしょに主人公のボイスも担当しているとのこと。ここでスタッフから、『V』では、主人公のボイスを"青年(浪川氏)"と"少年(皆川さん)"から選択することができることが明らかに。皆川さんは、「遊ぶときは、少年(の声)でね!」とファンにアピールしていた。

 TGS『幻想水滸伝V』体験コーナーは、シリーズ最新作が早くもプレイできるということで、プレイ待ちの人が並ぶ大盛況となっている。プレイ後には特製ポストカードセットがプレゼント(数量限定)されるとのことなので、シリーズファンはぜひとも足を運んでほしい!

『幻想水滸伝』統合で開催されたイベント。18日も開催予定だが、折笠さんは17日のみの出演になるとのこと。

プロデューサーの松川智禎氏。音楽はNHKの「世界遺産」も手がける鳥山雄司氏が担当、録音はロンドンで行われているとのこと。

仙台エリさん。ゲームでは主人公の王子を守る女性、リオンを演じる。

折笠愛さん。「ゲーム内のサイアリーズには、彼女の気ままが"ちょっと"入っているかも」とのこと。

皆川純子さん演じるゼラセは、TGSで初公開となる人物。ブース内のプロモーションムービーに登場するのでチェックしてみよう。


データ

▼『幻想水滸伝V』
■メーカー:コナミ
■対応機種:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■価格:未定

■関連サイト
『幻想水滸伝』総合サイト
コナミ