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2004年9月24日(金)

世界中を熱狂させた『Halo』続編の魅力を開発者が語る!新システムも一部判明

 マイクロソフトブースにプレイアブル出展されている新作タイトルの中でも、Xboxユーザーたちからもっとも注目を集めている『Halo2』。開発スタジオであるBungie Studioのコンテンツマネージャーを務めるフランク・オコナー(Frank O’connor)氏自らが、「マルチプレイモード」のデモプレイを披露し、「詳細はシークレット」といいながらも、新たに搭載するシステムの一部を紹介してくれた。

 『Halo2』最大の特徴はXbox Live対応という点だが、オコナー氏によるとソフト発売後にチーム向けのトーナメントなどを計画しており、「クランサポート」としてチームプレイを強力にバックアップしていくとのこと。1つのクラン(チーム)には最大100名のユーザーが所属することができ、1ゲームに付き16名までのチーム戦が楽しめる。また、各クランはBungieの公式サイト(Bungie net)上で専用ページを持つことができ、対戦プレイ結果が詳細に表示されるようになっているという。オコナー氏は「ユーザーがチームを作りたがっていることがわかっていたので、誰でも簡単にチームプレイが楽しめるシステムを搭載した。これは、Xbox Liveがバックボーンとなっていることが非常に大きい。他のゲームハードでは、このようなシステムが容易に作れなかっただろう」と話していた。

 さらに、前作からパワーアップした点について「AIの思考能力が格段に向上しており、3Dで考えられるようになっている」と説明。例えば、前作では障害物があれば、それをよけたりまわりこんで攻撃をしていたが、『Halo2』では障害物を飛び越えてきたり、登って高い位置から攻撃をしてきたりするようになっている。敵が複数の場合は、プレイヤーキャラクターのまわりを取り囲んで攻撃を仕掛けてくることもあるという。

 オコナー氏は「10年前のアメリカで日本のRPGタイトルは人気がなかったが、口コミなどで広まり、今では『ファイナルファンタジー』シリーズといった作品が爆発的に売れている。日本人がゲーム好きなことはもう明らかなので、『Halo』のような良質なタイトルによってFPSが徐々に浸透していけばいいと思う。日本のプレイヤーがアメリカのプレイヤーにチャレンジしてくるのを楽しみにしている」とコメント。日本のゲームファンに向けてメッセージを送るとともに、『Halo2』の魅力をアピールした。

「東京ゲームショウ2004」開催にあわせて来日したオコナー氏。「『Halo2』は、前作に比べてスケールが大きくなっている他、難易度も上がっている。ボリュームアップしているので、クリアするまでに時間がかかる」とコメント。



新たなマップなどもここだけの限定で公開! デモプレイでは雪がちらつくエリアも確認することができた。


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Xbox.com