2004年5月7日（金）

『リネージュII』新バージョン『Chronicle1～戦乱を呼ぶ者たち～』追加要素を公開！

　本日5月7日の『リネージュII』プレスカンファレンスで公開された『リネージュII Chronicle1 ～戦乱を呼ぶ者たち～』。「Chronicle」とは「年代記」のことで、単なるバージョンアップではなく、時代と物語の流れをプレイヤーに感じさせるものになっている。その追加要素を、それぞれ詳しく紹介していこう。

■マップの追加
　多くのプレイヤーが冒険している「アデン地方」の東部に新しくマップが追加される。この地方には、高レベルプレイヤーのための狩場や、後に紹介するドラゴン“アンタラス”が棲む「アンタラスの洞窟」、新たな拠点「アデン城」などが存在する。

■攻城戦
　『リネージュII』最大の特徴である攻城戦が実装。攻城戦が行えるのは、「アデン」、「グルーディオ」、「オーレン」、「ギラン」、「ディオン」の5カ所となっており、レベル3以上の血盟が参加することができる（城を所有できるのはレベル4以上の血盟）。攻城戦は、攻城側の盟主が一定時間内に、城内にある「聖物」と交感することができれば攻城側の勝利となる。城を守る側は、NPC傭兵や罠を設置することで攻城側の進行を阻むことができる。攻城戦での死亡による経験値ペナルティは通常よりも少なく、アイテムドロップもないとのことだ。

■巨大モンスター“アンタラス”
　『リネージュII』の世界には6体の竜が登場するが、『Chronicle1』には地を司る竜“アンタラス”が登場。“アンタラス”に出会うには、「アンタラスの洞窟」内の高レベルモンスターを倒し、クエストを受ける必要がある。カンファレンスで上映されたムービーでは、“アンタラス”が炎を吐く場面も公開された。高レベルのプレイヤーが集まった血盟だとしても、“アンタラス”を撃破することは困難だろう。

■テイミングモンスター“ハッチリン”
　オープンベータテストでは“ウルフ”のみだったテイミングモンスターに“ハッチリン”という幼児期の竜が追加。レベル35以上のプレイヤーが受けられるあるクエストに成功すると、“ハッチリン”の卵を入手することができる。また、“ハッチリン”は“ストライダー”、“ワイバーン”へと成長し、空を飛ぶことが可能になるとのことだ（『Chronicle2』で実装予定）。

　この他にも新しい装備やスキル、クエストの追加や、レベルキャップが75まで引き上げられるなど、細かい点で変更が行われる。グラフィック面では、弧を描く矢の軌道などが再現され、よりリアルなグラフィックを楽しむことができる。
　攻城戦や“アンタラス”などの登場により、高レベルのプレイヤーは新しい目標を設定して冒険を楽しめる他、レベルの低いプレイヤーにとっても新しいスキルやアイテムの追加はうれしいところ。今後、年に2回のペースで新バージョンを導入していくということだが、まずは6月25日に導入される『Chronicle1』を楽しみにしていたい。

データ

▼『リネージュII Chronicle1 ～戦乱を呼ぶ者たち～』
■メーカー：エヌ・シー・ジャパン
■対応機種：PC(対応OS：Windows98/Me/2000/XP)
■ジャンル：RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日：2004年6月25日
■価格：無料
■プレイ料金：未定

▼『リネージュIIスターターキット Chronicle1 ～戦乱を呼ぶ者たち～』
■メーカー：エレクトロニック・アーツ
■対応機種：PC(対応OS：Windows98/Me/2000/XP)
■ジャンル：RPG(オンライン専用)
■発売日：2004年6月14日
■価格：3,129円(税込)

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