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2003年9月28日(日)

【TGS】「WCG2003」決勝はHalen選手優勝!『AoM』『UT2003』代表4人の活躍を期待!

 「TGS2003」最終日、最初のメインステージイベントでは、世界規模のオンラインゲーム大会「World Cyber Games 2003」、『エイジ オブ ミソロジー』(以下、『AoM』)種目の決勝戦が行われた。

 このステージはまず、日本予選をスポンサードするマイクロソフトPCゲームのプロダクトマネージャ、風間彩氏が登壇。同社が11月に発売を予定している、2つの新作タイトル紹介が行われた。

 1タイトル目は、『AoM』の拡張パック『アトランティスの巨神たち』。本作は、『AoM』に加えて導入することで、新文明「アトランティス」が使用可能になるほか、ユーザーの要望を受けて、ゴッドパワーの複数回使用やユーザーインターフェイスの改良が行われている。

 2タイトル目は、Xboxでミリオンセラーを記録した人気主観視点STG(FPS)のPC版『ヘイロー コンバット エボルヴ』。PC版への移植にあたっては、Xbox版『Halo』ではサポートされなかったオンライン対戦に対応するということで、マルチプレイヤーモードの強化が行われている。具体的には、マップ数の増加や、「火炎放射器」、「燃料ロッドガン」といった新兵器の追加、バンシーやロケットランチャーを積んだワートホグといった乗り物が、マルチプレイヤーモードに初登場することが紹介された。

 さて、ステージイベントのメインとなる、「WCG2003」決勝戦は、ここまでの予選、準決勝までを勝ち残ってきたHalen選手とFied選手の対戦となった。試合の詳細は、「WCG2003」公式サイトにリプレイデータがアップされるリプレイデータを参考にしてもらいたいが、中盤にHalen選手がマップ中央を確保したあとは、Halen選手のペースで試合が進み、結局神話の時代に入ってしばらくした時点でFird選手が投了、Halen選手が見事優勝を果たした。今回の勝負についてHalen選手は「ちょっと苦戦したけど、いい勝負でした」、Fird選手は「負けてしまいましたが、自分のプレイはできたと思います」とコメントした。

 また、引き続いてオンライン大会で決勝戦まで行われた、『Unreal Tournament 2003』(以下、『UT2003』の優勝者Kikuji選手とHanbei選手が登壇し、Halen選手、Fied選手を含めた4人の韓国本選出場者への表彰式と、壮行会が行われた。ちなみに、驚くべきことに『UT2003』の優勝者Kikuji選手は弱冠11歳の小学生。以前行われたXbox『Halo』日本大会チャンピオンの小池選手も13歳であったが、FPSトッププレイヤーの低年齢化が進んでいることを感じる瞬間であった。

 韓国での本選に向けて選手たちは、「勝つために韓国に行ってきます」(Kikuji選手)、「FPSは欧米の方がレベルが高かったが、Kikuji選手のお父さんが大会を積極的に開いてくれて、日本も世界に通用するスキルを持っていると思う」(Hanbei選手)、「『AoM』は精神力も非常に重要なので、気合を入れていきます」(Fied選手)、「とにかく、悔いが残らないゲームをしたいと思います」(Halen選手)と決意を表明した。

 本戦は、10月12日より10月18日より、韓国ソウルのオリンピックパークで行われる。昨年は『エイジ オブ エンパイア II 覇者たちの光陰』で優勝という優秀な成績を残したが、今年も『AoM』『UT2003』両種目での活躍を大いに期待したい。

会場となったメインステージには、多くの観戦者が詰め掛けた。

スポンサーとなったマイクロソフトのPCゲーム プロダクトマネージャ風間氏が新製品を紹介。

多くの新要素が追加された『AoM拡張パック:アトランティスの巨神たち』のデモを披露。

シリーズ開発元のEnsenble Studiosよりシニア ソフトウェア エンジニアのGraeme氏も来日。『アトランティスの巨神たち』を紹介するとともに、Halen、Fied両選手を激励した。

PC版『ヘイロー』では、バンシーに乗って空中戦もできる。Xbox版を遊び尽くした人でも楽しめる新要素に注目したい。



決勝戦に臨むHalen選手とFied選手。中盤までは膠着状態が続く。

日本代表のユニフォームを着てガッツポーズの4選手。(左より、Kikuji選手、hanbei選手、Fied選手、Halen選手)


■関連サイト
「World Cyber Games 2003」公式サイト