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2003年9月27日(土)

【TGS】『MGS』トークイベント最後のゲストは北村龍平監督!テンション激高っ!

 3部構成で行われた『メタルギア ソリッド ザ・ツインスネークス』トークイベントのトリを飾る「龍」。この第3部では、小島秀夫監督とムービーを担当する映画監督、北村龍平氏のダブル監督による熱烈なトークが展開した。

 「普段は自分で何でもやるが、北村監督ならすべてをまかせられる。アクションを撮らせたら、この方(北村監督)以上の人はいない!」という小島監督に対して、「『スナッチャー』をはじめ、小島監督作品はすべてプレイしている。お金を払ってでも、土下座してでも、この仕事をやらせてもらいたかった」という北村監督。お互いがお互いの大ファンであるということはもちろん、関西人同士ということで息ピッタリな両監督は、登場時からテンションが上がりっぱなし。見ている側は、さも『MGS』をプレイしているかのごとく、楽しさあり、笑いあり、緊張感ありの手に汗握るステージに。

 モーションキャプチャーの映像を見ながら、勝手がわからなかったが、スタッフのバックアップのおかげで映画と同じように純粋に演出に専念できたと話す北村監督。「実写ではできないアクョンを取り込めるため、気持ちがよかった。」と、楽しそうに語った。また、“ソリッド・スネーク”、“リボルバー・オセロット”が絡んだ比較的長めのデモ映像が公開されたが、このデモ映像「全140ロールあるうちの2本」(小島監督)とのことで、そのボリュームの膨大さがうかがえた。リアルタイムデモ映像の完成度は、これ以上ないほどカッコイイものに仕上がっており、ステージに集まったファンたちを魅了。小島監督も「新しく生まれ変わるのではなく、まったく新しく生まれ落ちた仕上がり」になっていると興奮気味に語っていた。

 以上、「龍」「騎」「蛇」と3回に渡って行われたトークイベントだが、各種トークとも見ごたえ、聞きごたえのあるものだったことは間違いない。ちなみに北村監督は最後に、「映画をやめようと思うくらい楽しかった。小島監督作品のイメージを壊さないよう頑張りました。」とファンに一言。小島&北村監督により生まれ落ちる『メタルギア ソリッド ザ・ツインスネークス』に激しく期待したいところだ。

意気投合し、トーク中は終始ハイテンションだった北村監督(左)と小島監督(右)。ポリゴンデモの話題を中心にトークが展開した。

小島監督がすべてをまかせているという注目のデモ映像。驚愕の映像美、北村テイストあふれる演出に、ステージに集まった『MGS』ファンは度肝を抜かれたに違いない!


データ

▼『METAL GEAR SOLID THE TWIN SNAKES』
■メーカー:コナミ
■ジャンル:A・AVG
■対応機種:GC
■発売日:今冬予定
■価格:未定

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コナミ